04. パテオ(中庭)について
「スペイン風味の乙女ゲーム悪役令嬢に転生したら、強力チートで聖女にはなるし、婚約者には溺愛されるし! ~それなのに、どうして婚約破棄は回避できないの?~」(略して『スペ乙』)
第4話「神殿に避難したい」と同時に投稿した活動報告です!
さて、「テンプレに挑戦!」と銘打ったわりには、最初から『スペ乙』は混線模様。
婚約解消したい主人公(悪役聖女)と、絶対結婚したいヒーロー(王子)の組み合わせ。
「あれれ?これって、婚約破棄イベントと立場的に逆だよね?おかしくない?」
それです!そこがこの物語の軸だったのですよ!
まだ始まったばかりなので、乙女ゲームのヒロインも登場していないし、布石や伏線設定があるだけ。そして、ラブラブ感もソコソコ。何も分からない中途半端!!
な・の・に!この時点で、いきなり評価★2が入ってました。これはどういうことなんだろうか?
まだ、海のものとも山のものとも分からないような3話目/43話を読んで★2を入れてくださる!
あれかな、この先の期待値?それとも、噂の「評価点0の人に必ず入れてくださる人」の特別プレゼントなの?
とりあえず、4話目にして祝!初★2!さすがテンプレ!
でも、もうちょっと読まないと、評価できないと思うのだけど。うーむ、色々と評価者の気持ちを想像してしまったものです笑。
さて、ここで作中に出てくる「パテオ(中庭)」は、スペインの有名な建築様式……というのかな?
日置がセビリアで滞在したホテルにも、とても素敵なパテオがありました!そこは全天候型(ガラス張り天井)に改造されて、朝食ビュッフェを食べる場所になっていたけど。
普通の家なら壁に、宮殿とかなら回廊で囲まれたパテオ。人工的に作った空間なので、地面はタイルとか石畳とかになってます。(写真は「スペイン パテオ」でググってみてね!)
なので、草花はほぼすべてが鉢植え。もちろん、意図的に草木をを植える土壌を残して、そこにヤシの木みたいなものを植える場合もあるけれど、それも計算というか美的センスで「配置」した感じ。
周囲の壁に鉢植えを埋め込んだり、花のハンギングバスケットを掛けたり。とにかく全体的に色が美しいし、植木に水をやった後は涼しげ。噴水や井戸がある場合も。
そして、夜はすごく幻想的。月の明かりで照らされた草花とか、宮殿だったら彫刻とか回廊の柱の影を見た日なんかには感動の嵐です!
……と、こんな感じで、スペイン礼賛しつつ、ちょっとした体験談を小説の中にがっつり盛り込んだのが『スペ乙』です。
あまりに昔の情報すぎて、紀行エッセイにはできないと思ったので、活動報告にスペイン愛をぶつけてましたよ。(でも、結局はこんな風にエッセイになったね!笑)
それにしても、この作品はキリスト教(スペインはカトリックだ!)がモデルな世界観なのに、その中心とも言えるローマ(とバチカン)には、日置行ったことない!まずいです。
義母が行きたいって言ってるのに、治安が悪いと旦那が大反対。うーん、70代にはキツイかな。でも今、行かないと、もしかして行かずに逝ってしまう可能性もうにゃうにゃ……と悶々とします。
さて、この後、物語は「ゲーム開始の入学式イベント」に突入していくのですが、実はスペインは9月入学。
だけど、メイド・イン・ジャパン乙女ゲームなので4月に時期設定しました。(じゃないと、投稿当時の日程ではハロウィン時期に婚約破棄ができなかったから)
やはり「入学式」は春がいい!この「ご都合主義」というのも、テンプレだよな~と思いつつ、物語は相変わらず誰からもなんの反応もないまま、先に進んでいくのでした。