03. 炎上は有名税だ！
「スペイン風味の乙女ゲーム悪役令嬢に転生したら、強力チートで聖女にはなるし、婚約者には溺愛されるし！ ～それなのに、どうして婚約破棄は回避できないの？～」（略して『スペ乙』）
第3話「婚約者は幼馴染」と同時に投稿した活動報告です！
さて、『スペ乙』は、各話ごとに「隠れテーマ」があります。それは「テンプレ」「スペイン」「ラブラブ」！
まずは1.テンプレ → 2.スペイン → 3.ラブラブときて、その後はしばらくはラブラブとスペインが交互or同時発生に。スペインのラテンな愛が暑苦しい感じのお話なのです。
日置が「もー、スペイン好き過ぎるぅ！」と言うと「なんでスペイン人と結婚しなかったの？」って言われるけど、そんな簡単な話だったら私は億万長者と結婚したよ。貧乏だから金が好きだし笑。
さて、まずは「テンプレでPV稼ごうチート作戦！」の投稿二日目結果発表から。
テンプレ：非テンプレ＝ 155：72
これはこれはっ！「なろう都市伝説テンプレでPVアップ」というのはアリか！？
そして、1日1人が読んでくれたら快挙という感じだった処女作「鈍感男爵令嬢シリーズ」にも、波及効果で3人くらいのアクセスがあったのです！
しかも、『スペ乙』は、第2話投稿の時点でブクマがすでに5件で総合10ポイント！ナニコレ、すごいんだけどっ（はいっ！超底辺の話ですみません笑）
そこで、日置は確信したね！
テンプレ作品はアクセス約2～4倍！２日でブックマーク５件（＝10ポイント）！しかも、他作品に波及効果あり！都市伝説じゃなかったよ！本当の話だったよ！
とはいえ、この後フェードアウトしていっては意味ないので、作品に手を抜いてはいけない。すでに完成していたけど、さらに矛盾などを潰して内容を磨く必要ありでしたが。
処女作は作品の性質上、ヒロインがいまいちフラフラしてて、読者（と作者）をイライラさせた。三人の男の間で揺れなくてはいけないため、非常に鈍感で雰囲気に流されやすいし、ちょっとゆるめなビッチィ設定！（現実世界の現役女子は、もっとゆるいはずだけど笑）
だから、読んでて感情移入しにくかったと思う。やっぱり、逆ハーっていうのは、相当うまく書かないと女子の賛同を得られない！（その設定が成功しているのは、おそらく年齢制限ありありのものが多いと思う。プラトニックだとイライラするだけ笑）
河合奈保子の「けんかをやめて～。二人を止めて～。私のため～に争わない～で！もうこれ以上ぉお～」（古っ）とか、現実世界に存在したらマジで蹴り入れたくなるね！
それに引き換え、『スペ乙』の主人公（悪役聖女）は、ものすごく一途に一人の男（王子）を愛するキャラ！第3話目でもう、「好き好きビーム」が見えるくらいに！これはイイ！
そして、激甘溺愛ラブストーリーを謳っているだけあって、ヒーロー（王子）も実は主人公（悪役聖女）にめろめろ。すでにこのあたりからその片鱗は見えはじめているのだ。
日置ワールドのテーマ「命を賭けて重すぎる愛を貫いちゃう十代のえっち猿脳な若者たち……（以下省略）」に、ものすごくシックリくる！
つまり、この物語のポイントは「こんなにラブラブなのに、なんで婚約破棄したの？」っていう疑問を、第37話まで引っ張ること。（ひどっ！）
「えー。これから37日（毎日投稿なので）も我慢できないよ！詐欺っ」って方には、完結後に一気読みでお願いすることに。どうしよう、「婚約破棄詐欺だ」ってどやされる？
しかし結局、相互お気に入りさんができるまで、このお話には感想が0笑！活動報告にもコメント0笑！全くなんの反応もありませんでした。
もちろん、「婚約破棄詐欺では？」と炎上なんてするわけもなく、静かに完結を迎えることになるのです。
