6.目覚めた!?
6.目覚めた!?
イベント当日。
とうとうこの日がやってきてしまった。
この前雨を呪ったばかりなのに、今日はその雨でイベントが中止になってくれる
事をどれほど切望していたか。
しかーし、願いも虚しく、朝から一滴も降っていない。
空には白い雲が幾筋も棚引いているが、雨が降りそうな気配は1ミリもない。
「はぁ・・・、憂鬱だ」
「いい加減諦めろ、今更ジタバタしてもどうにもならんぞ」
「だって・・・」
「だってじゃにゃあ、腹を括れ、当たって砕けろだ」
「既に腰砕けだよ」
「黙らっしゃい、そんな柔に育てた覚えはにゃあぞ」
「ハァ〜・・・」
(もう言い返す気力も出ない・・)
侠兎に手を引かれ、トボトボと駅前へと向かう姚子。
あれから数日、悩みあぐねて何も手に付かず、鬱々とした日々を送ってきた。
悔やんでも悔やみきれず、諦めようにも諦めきれず、全く気持ちの切り替えが出
来ぬまま、やった事もない売り子をぶっつけ本番でやらなければならないのだ。
これが平常心でいられようか。
気が重い。
一方の侠兎は、何事もなかったかのように平然と、むしろこれから始まる事にワ
クワクが止まらないといった様子で、足音も軽く意気揚々と前を歩いている。
この、事ともしない楽天さは、ある意味とても羨ましい。
喫茶店どんぐりに着くと、店先に一台のミニバンが停められていた。
バックドアが開けられた後部荷台には、レンタルしてきた業務用冷蔵庫が置いて
あり、そこにマスターがたくさんのステンレスバットをせっせと積み込んでいる。
バットには、ゼリーやプリンの入った透明なプラスチックカップがびっしりと並
んでいた。
マスターの市春は一見してとても控え目な性格の人に思われるのだが、それにし
ては商品の量が多くないか。
彼の商売っ気の無さだけが唯一の拠り所だったのに、意外と商魂逞しい人なのか
な。
それを全部売らねばならないのか、更に不安を掻き立てられた姚子が狼狽えつつ
聞いた。
「こんなにいっぱいあるんですか?」
「ちょっと作り過ぎちゃったかな。
でもまあ、食材を余らせるのもなんだし、リス子も昨日遅くまで手伝ってくれ
たんでね。
全部売れる見込みは薄いけど、残ったら残ったでどうにかなるよ。
リス子が用意してくれた服が店の奥にあるから、良かったら着替えちゃってく
れるかな。
無理にとは言わないよ。
どうせリス子が雰囲気重視で勝手に決めた事だからね、出来ればでいいんだよ」
コスチュームが強制でないというのは、今の姚子には幾らか明るくなれる朗報だ。
これで目立たずに済むと思えば、少しは気が楽になる。
ホッとするのも束の間、侠兎がそんな申し出を素直に聞き入れるはずもなく、奧
と知るや一目散に店に入って行った。
元々、そのユニフォームが着たくて引き受けたバイトなのだから。
(だよなぁ、やっぱり)
店舗の一番奥にはドアがあって、開けると休憩用の6畳間の和室がある。
そこで、用意されたユニフォームに着替える二人。
ちゃんと二人分、それぞれサイズ合わせしてあるので上に名前を書いた紙が置い
てある。
こんなにご丁寧にされるとなんだか申し訳なくなる、でも・・・。
「やっぱり着ないと駄目かな・・」
「当たりみゃあだ、せっかくのリス子の厚意を無駄にする気か」
(友達みたいに言うな)
メイド服っぽいような、そうでないような、メイド服を基調にしていながらフリ
ルを抑えた大人しめのデザインではあるものの、スカートは懸念していた通り極
めて短い。
いや予想を遥かに上回る短さだ。
見せパンじゃないのに、これは相当気をつけないとヤバい事になる。
セットで置いてある白いサイハイソックスは、羞恥心を紛らす為のせめてもの気
遣いか。
ストラップのないエプロンと頭のカチューシャは、一般的なメイド服の仕様とほ
ぼ同じで、確か、こんなのを着けたカフェのウェイトレスがどこかにいたっけな。
どっちにしろ、外で着ていたら目立つ事請け合いの服装である事には違いない。
やはり、これを着るには相当の覚悟が必要だ。
ただ、今更言うのもなんだが、侠兎は普段着よりもこういう衣装の方が遥かに似
合うし、魅力が倍増される。
「どうだ姚子、似合うか?」
「う、うん・・」
(ヤバい・・・めっちゃ可愛い・・・)
「おみゃあも中々いいな、下半身にグッとくるぞ」
「やめて変な言い方」
(嬉しいけど照れくさい、でもやっぱり恥ずかしい)
「このスカートならTバック穿いてケツ見せた方がもっといいぞ」
「そのアドバイスは要らん」
車に乗って、15分くらいで目的地に着く。
町外れの、山麓にある稲荷神社の参道へと続く道路の脇にある公園。
そこが盆踊り大会の会場であり、出店場所でもある。
思ったより広く、数十人が輪になって踊れるくらいはあるだろうか。
中央に紅白の幕を張った踊り台があったり、周辺の木々には提灯が下げられ、屋
台の出店も準備を始めていて、弥が上にも気分を盛り上げている。
ここで姚子を安堵させたのは、彼女等の他にも地元のパン屋やスイーツ店なども
ブースを設営していて、それぞれが売り子の女性店員を連れて来ていた事だった。
こっ恥ずかしい思いをするのは自分だけではない。
少しだけ、やる気が出てきた。
事ここに至っては、もう開き直るしかない。
姚子は、マスターと一緒になって、テーブルを設えたりして販売の支度を始めた。
特にのぼりや看板が用意してあったりする訳ではないので、見るからにすごく地
味な売場になっている。
まあ、後は侠兎がなんとかしてくれると思ったら、その侠兎がいない。
さっきまでいたはずが、周辺の雰囲気に浮かれてさっさとどこかへ行ってしまっ
たらしい。
くそ、ちょっと目を離すとすぐこれだ。
(マジか、私一人で売るの?)
事態は、最悪の予想を現実のものにした。
午前11時に販売を始めて、昼までの1時間で売れたのは、ト−タルで10個にも
満たなかった。
店先を行き交う人々は、時間を追う毎にどんどんその数を増している。
だというのに、ほとんど誰も見向きもしない。
本人は人一倍声を張り上げて売り込んでいるつもりでも、雑踏の中では誰の耳に
も届いてくれない。
皆が皆、示し合わせたかのようにお目当ての屋台グルメを目指して足早に通り過
ぎて行くだけで、そこにスイーツのブースがある事にさえ気付いてもいない。
たまに、何気なく見つけた人が興味を示して買ってくれるだけ。
オロオロするばかりの姚子一人の力では、これ以上はどうにもならない。
頼りの侠兎は未だに行方知れずで、探しに行こうにも売場を空にする訳にもいか
ず。
なんとかしなければと気だけが焦り、焦れば焦るほど動転して思考が纏まらなく
なる。
(やっぱり、無理だ・・・)
溜め息をついて、ふと肩越しに横目で後ろを見ると、ミニバンの荷台には手つか
ずのバットが山積みになっている。
その横で、所在なさげにボーッとしたまま座っているマスターと、つい目が合っ
てしまった。
「気にしないでいいよ姚子ちゃん、マイペースで行こう。
まだ始めたばかりだからね、あと少しくらいは売れるだろう」
その作り笑いが胸を抉る。
マスターに気を遣わせてしまった。
そのくらい、姚子の顔が暗かったという事なのだろう。
返す言葉がない。
この日の為にマスターが一生懸命作ったのに、自分は何の役にも立っていない。
むしろ足を引っぱっているだけなのではないかという気すらしてくる。
何の為にここにいるんだ・・・。
昼の休み時間も、食欲など湧くどころか気持ち悪くて何も喉を通らない。
それでも、熱中症対策として飲み物だけは流し込んだ。
休憩が終わった午後になっても、出足は一向に芳しくない。
この状態が一日中続くのか・・・。
出来るなら、すぐにでもここから逃げ出したい。
途方に暮れかけた時、やっと侠兎が戻ってきた。
しかも、あっけらかんとしたニコニコ笑顔で、手にはしっかりイカ焼きを持って
いる。
私がこんなに苦労しているのに、そのヘラヘラ顔はなんだ!
感情のまま声を上げる姚子。
「あんた!、どこ行ってたの!」
「んーあっちこっち」
「それどうしたの、また盗んだ!?」
「バカ言え、もらったんだ」
「誰に」
「こいつ等」
侠兎が親指で指し示す後ろには、十数人に及ぶ若い男達がゾロゾロとついて来て
いた。
みんなニヤついていて、各々手に携帯を持ちつつ、中には肩をぶつけ合って小競
り合いをしながら、侠兎の後ろ姿をギラギラした目で追っている。
(な、なに?、この人達)
男の一人が声をかける。
「すいませーん、もう写真いいですかー」
「ここで1個買ったら1枚だよー」
侠兎が一声発すると、男達は我先にと雪崩を打って姚子の前に押し寄せ、次々に
ゼリーやプリンを買い求め始めた。
1個、2個、俺は5個、なら俺は10個と、それぞれが競い合うように手を挙げ
て催促してくる。
その熱気たるや、パニック寸前だ。
誰も彼もが目を血走らせ、もはやスイーツを買う人間の顔ではない。
そうまでして侠兎の写真が撮りたいか。
慌てる姚子。
急いで客を捌かないと、このままだと暴動に発展しかねないと思わせるくらいの
勢いに突き動かされる。
もう、恥ずかしいなんて言っていられない。
無我夢中で金額とお釣りを間違えない事だけに集中した。
(な、なんなのこのラフティング感!)
更に、騒ぎに気付いた通行人達も何事かと関心を持ち、あれよあれよという間に
店先は黒山の人集りになった。
急転直下とはまさにこの事。
侠兎が店先に立つだけで、こうも状況が激変してしまうのか。
さっきまでの閑古鳥が嘘のような熱狂ぶりに、姚子はてんてこ舞いする。
「どうだ見たか姚子、俺様にかかればこんなものよ。
英雄は最後に現れる、これ即ち主役の嗜み。
待てば黄色のヒヨコありってな」
「縁日か!」
(こんなごった返した店先で撮影会やるな!)
「こっちの子も可愛いね、1枚いいっすか」
「すいませーん、スマイルお願いしまーす」
(え?、私も!?)
ついには姚子までもが撮影の対象にされてしまった。
(ギャー、それだけはやめてぇー)
そのうち、買った男達が口々に美味い美味いと言うのを聞きつけた女性達もが寄
ってきて、一層の混雑を生む。
結果、あれほどあった在庫が、僅か1時間足らずの間に完売してしまった。
信じられない。
侠兎の笑顔が奇跡を呼んだ。
この恐るべき集客力はなんだ。
おまけに、侠兎がミャーとかニャーとか言う度にどよめきと歓声が沸き上がる、
「か、かわいい」の声と共に。
「おミャーに食わせるタンメンはニャー!」
「おおおおおっ!」 パチパチパチ・・・
(その台詞でVサインは違うだろ)
商品は完売したのに、撮影会はまだ終わらない。
売り切れてしまったら写真が撮れないと残念がる野郎共を見た侠兎は、またもや
思いがけない行動に出た。
隣りのパン屋とスイーツ店の前へ行って、そこでも1個買えば撮らせてやると言
い出したのだ。
侠兎フィーバーは横へと波及し、次から次へと完売へ導いてしまった。
撮影会には姚子も巻き込まれた。
初め戸惑っていた姚子も、次第にその場の空気に流され、いつしかポーズまで取
るようになってしまっていた。
こんなの自分じゃないと思いつつも、体の中の沸々としたものが我ともなくそう
させていた。
この、嬉し恥ずかしゾクゾクする感覚は、言葉に言い尽くせぬ妙に変な高揚感を
もたらす。
(なんだか・・・目覚めちゃうかも)
姚子があれほど思い煩って苦悩したものを、侠兎は何もしないままあっさりと全
部解決してしまった。
マスターも、元々作り過ぎと思っていたくらいなので、まさかの完売という結果
に甚く感激し、二人に感謝した。
客の反応も上々で、評判の良さに感慨もひとしおといったところか。
その笑顔に、姚子はやっと救われたような気がした。
やって良かった、無駄じゃなかった。
ほぼ全部が侠兎の手柄ではあるのだが、この達成感と充実感は、普段の生活では
まず味わう事の出来ないものだ。
心地よい疲労感を感じながら、額の汗を拭った。
予定よりもかなり早く店終いになってしまって、後は片付けを残すのみとなった。
ぐぅ〜〜〜・・・。
片付けを始めようとした時、安心して気が緩んだせいか、徐に姚子の腹の虫が大
声で鳴いた。
「なんだ姚子、腹減ったのか?」
「う、うるさい!、お昼食べてないのよ」
(は、恥ずかしー)
「だったら向こう行こうぜ、あっちにはいっぱい食い物屋があるんだ、俺も腹減
ったし」
侠兎が姚子の手を引いた。
「行ってきていいよ、後片付けは僕がやっておくから。
それに、自治会に挨拶行ったりまだする事があるんですぐには帰らないから、
ゆっくりしてきていいよ」
マスターもそれを許可し、しかもバイト代とは別に食費としてお小遣いまでくれ
た。
二人は、稲荷神社の参道の方の屋台ゾーンへ向かう。
「それにしても、なんだったの?、あれ」
「別に、そっちの参道の出店をウロついて、店のオヤジにたこ焼きもらったりし
てたら声かけられて、写真撮らせてくれって。
だから食い物くれたらいいぞって言ってやった。
初めは良かったんだが、そのうち俺も俺もって奴がどんどん増えてきて、俺も
段々腹が膨れてきたんで、だったらいっちゃんのプリン買うのを条件にしよう
ってなっただけさ」
「じゃあ、初めっからお客集めに行った訳じゃないのね」
「俺はただ美味そうな匂いに釣られただけだぞ」
「やっぱりそうか、思いっきり行き当たりばったりじゃない。
どうせなら最初っから連れてきてよ、こっちは全然売れなくて困ってたんだか
ら」
「そんな事だろうと思ったよ、おみゃあは商売が下手そうだからな」
「ふん、どうせ下手ですよ」
鳥居を潜って参道に入ると、その両側には多くの屋台が並んでいた。
まだ本祭りではないので、全ての屋台が営業している訳ではないようで、3割か
4割くらいは防雨シートで覆われただけの状態で置かれている。
それでも、子供達を中心に若者や年寄りなど、既に結構な人出になっていて、営
業中の店先には人集りになっている所もあった。
焼きそば、たこ焼き、イカ焼き、フランクフルト、焼きとうもろこしにチョコバ
ナナ・・・。
高カロリーな食べ物ばかりが、姚子の欲望にダイレクトに訴えかけてくる。
今の彼女に、その誘惑の全てを退けるだけの気力などない。
大食いの侠兎につられて、ついついあれもこれもと買ってしまう。
無意識だったが、子供の頃に戻ったような気分だった。
参道は100メートルくらいに亘って真っ直ぐ続き、その先にそこそこ立派な拝
殿があった。
せっかくここまで来たんだからと、信心もないくせにそれらしく手を合わせる。
お参りを終えて頭を上げ、何気なく横を向くと、拝殿の横から裏手の方にかけて、
小さめの朱鳥居がたくさん一列に連なっているのが見えた。
稲荷神社といえばやっばりこれだ。
見るとなぜだか潜りたくなる。
無関心な侠兎を誘って行ってみる事にした。
「ねぇ、稲荷神社って何の神様を祀ってるの?」
「知らん、俺に聞くな」
「知らないの?、神様の仲間のくせに」
「アホかおみゃあは、こんなローカルな土地神の事まで分かってたまるか」
「土地神ってなに?」
「その地方だけで祀られる神の事さ。
山には山神、川には水神、その他巨石、巨木、田畑、動物を神と崇める所だっ
てある。
だから世界中には土地神ってのが腐るほどいる、そんなの数え切れるとでも思
うか」
「天の神様と土地神って違うの?」
「違うと言えば違う、違わにゃあと言えば違わにゃあ」
「どっちなの」
「信仰されるって意味じゃ同じ、だが天界にいるかといえばそうとも言えにゃあ。
土地神のほとんどは天界とは直接関係してにゃあし、そもそも実在するかも怪
しいからな」
「お稲荷さんって言ったらキツネだよね。
狐が神様?、狐を祀ってるのかな」
「さあな、そう思ってりゃいいんじゃにゃあの」
神秘的な朱鳥居を潜り抜けた先には、もう一つ拝殿に似た建物があった。
おみくじや破魔矢などの販売所のようなので、恐らく社務所か神職の住宅だろう
と思われる。
ちょうど、濡れ縁の上を歩く浅葱色の袴姿の男性が目に留まった。
思いがけず目と目が合ってしまったその人は、恐ろしくイケメンの若い男だった。
気付いた男がニコッと微笑んだその笑顔を見た瞬間、姚子の胸をキューピッドの
矢が直撃した。 ドキンッ!
松子ほどではないにしろ、同じタイプの涼やかな流し目をする、二十歳くらいで
ツーブロックのクールないい男。
その男が姚子に声をかけた。
「こんにちわ。
ねぇ君達、お参りに来たの?」
「は、はい」
姚子の声が上擦っている。
「あ、もし時間があったら、お祭りの期間だけちょっと手伝ってもらえないかな。
僕達のアシスタントをするだけだから、何も難しい事はしなくていいんだけど」
男の急で不躾な申し出に、侠兎は眉を顰める。
「なんだ、またバイトか」
ところが、姚子はその言葉を遮るように大きな声を被せた。
「やります!、是非やらせて下さい!」
驚いて諭す侠兎だが、姚子は聞く耳を持たず語気を強める。
「おいおい姚子、ここじゃプリンは食えんぞ。
今終わったばっかりなのにまたやらんでもいいだろ」
「いいの!、やるの!」
もう誰の意見も聞かないという勢いに、侠兎は訝しがりながらも口を噤まざるを
得なかった。
こんな姚子を見るのは初めてだ。
「ありがとう、それは助かるよ。
僕の名は吟賀、よろしく。
じゃあ、明日からお願いするね」
握手をして立ち去る吟賀の背中を見送る姚子の瞳に、ピンク色のハートマークが
付いている。
「ぎ、吟賀さん・・・・」
思わぬ急展開に、侠兎は愚痴を言うのがせいぜいだった。
「なんだよ勝手に決めやがって、相談くらいしろっての。
俺はやらんぞ」
「別にいいよ、一人でやるから」
「おみゃあに何が出来る、プリンもまともに売れなかったくせに」
「いいもん、出来るもん」
どうした姚子、本当に目覚めてしまったのか・・・。
<続>