※ 余談・第二章に入る前に。
設定解説的な与太話です。
……と!! この作品に「いと」様と「シンG」様、そして「ささきのこ」様から挿絵を頂きましたので、一番乗りを記念してホーリィさんの箇所に飾る事にしました!!
うん、上手い差し込み方だな。そして、いと様とシンG様に五体倒地!!
御愛読&初お読みの皆々様、作者の稲村某で御座います。
早速ですが、タイトル通りにバッドカルマ・ビッチの小話を幾つか述べさせて頂きます。まぁ、気軽な感じなんで脚などは崩して楽な姿勢でお読みください。
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《ホーリィ・エルメンタリア》
通称ホーリィ、又はホーリィさん。
言わずと知れた本作品の不動のヒロイン。二十代前半。見た目だけなら少しだけ活発そうな育ちの良いお嬢様系だが、残念ながら中身はそうではない。
誰が呼んだか「男を殺し女を乱す【悪業淫女】」として名を馳せ、大陸を二分する大国同士の戦乱をキャッキャッうふふ♪ と言いながら駆け抜ける。
上品の欠片もない下品な笑い方(イヒャヒャヒャ♪ や、クヒ♪等)や男勝りで伝法な口調(うっせぇ!! 又は、殺すぞハゲッ!! 等)で戦場以外でも名を馳せる……うわ、いいんだろうか……こんなヒロインで……。
ただし、この人は元は男である。この世界では魔導の使い手は女性だけで、生まれながらに高い魔力を保持していたホランド・エルメンタリアが初陣で不慮の死を遂げてしまい、復活時に肉体が魔力的な限界で消滅。そのまま消え失せるか、少女の身体で転生するか、となり……トランスセクシャルりましたとさ。
一応エルメンタリア家は帝国内にあって、軍関係に多くの武官を輩出する名家であり、ホーリィの二人の兄と父親は襟章付きである。しかし彼等の戦うセンスは人並み。
戦闘用防具衣装は黒基調のボディスーツ(どんな生地だよ)と革当て。金属製部分鎧は低い筋力値によって身に付けられない。魔導師達には鎧を身に付けると魔力が分散してしまう、と信じられているが実際は、単純に重くて疲れるから無理なだけ。もやしっ子には鎧は着られません!!
Bマイナス。
「いと」様のホーリィさん。
「シンG」様のホーリィさん。
ささきのこ様のホーリィさん。
《アジ・ヤタテ》
通称アジ。
鬼人種の頑張り屋さん。ホーリィ率いる強襲戦艦ローレライ付き戦闘自由兵の副長的ポジション。だがホーリィ班は班長の独走で班員欠乏のピンチに!! バマツが加入して何とか済んだが、アジさんの苦悩はまだまだ続く。
この世界の鬼人種達は短い角を一本か二本、額に生やしている。コブみたい。身体の色は普通の肌色だが、やや毛深いらしい。
兄が居るが、反りが合わないのかあまり顔を合わせていないらしい。郷里には新婚ホヤホヤの新妻が待っている為、死んでも帰りたい……俺もそんな時が……いや、それはともかく板剣(通常の三倍の厚みと幅のトンデモ武器)を振り回しながら戦う姿は正に圧巻。頼れる兄貴だが、ホブゴブリンを見ると我を忘れる。
《バマツ》
通称バマツ。
ホーリィの元にやって来た補充兵。特筆すべき点無し。酔ったホーリィさんに絡まれるのが主な任務。実は酒盛りの後、ホーリィさんに寝取られる展開も考えていたが、余りに露骨過ぎると自粛された可哀想なヒト。
一応元冒険者だけにひとかどの剣技は備えているが、ホーリィさんの影に隠れて良い所無し。ただ、こーゆーキャラも必要なんですよねぇ。そのうち活躍するかもしれない?
《セルリィ・ローデンライム》
通称セルリィ。又はセロリ。
ローレライの専属魔導師。森人種のお姉さん。金髪ロングのエメラルドアイがチャームポイント。美人。皆さんの大好物な笹耳ちゃんねー。好きなお酒はフルーツ系カクテル。
ホーリィさんの良き理解者。ケンカもするが仲はとってもいい。ローレライの中では強襲敢行時に、最前列で魔導をぶっ放すカチコミ要員として活躍。礼儀正しい物言いの影で辛辣な言葉も使う知能犯。
衣服は白基調。フリルの多めの軽い生地が好き。休みの日はワンピースなんか着たりするおしゃれさん。見た目と相まってローレライ内外の人気も高いが、ホーリィさんと良く絡んでいる為、ややモテ度下降気味。友達は選ぶべきだな。
Cプラス。
《エキドナ》
通称エキドナ。又は『保健の先生』。
蛇人種のお姉さん。幻術を用いての様々な尋問や記録を担当。要するに拷問官だったりする。その本性はローレライ専任の衛生兵。
ホーリィさん達の復帰時に経過観察をして、異常は無いか等のチェックをするのが本職だが、本人はあんまり熱心ではない。親戚がリア充なのでほんの少しだけ焦ってます。濃い目の茶髪を簪でお団子に纏めて、白衣を着流し今日も船内をウロウロしてます。
Gプラス。
《クリシュナ・デ・ロイ》
通称クリシュナ。
四本の腕を備えた《フォー・ハンド》。元教皇国家アルダン側の自由兵。他人の意見に惑わされない強い子。敵側から寝返った快楽主義者(?)。
様々な戦闘能力等を獲得する為に必要な身体変換を行えば、こうした人間離れした肉体にもなれるのだが、本人達は某トレーニングジムに通ったビフォーアフター程度の認識しかない。
明るい茶髪のショートヘアー、キリッとした涼しげな目元と見る者を魅了する顔立ち、そして包容力溢れる肉体……と四本の腕。腕は上下一対のイメージ。肩凝りすげーんじゃないのかな? ちなみに衣服は増えた二本分の腕に合わせた特注品が基本。オートクチュール万歳!! ついでに戦闘用胸当てもブラジャーも特注品!!
名前は某作品の主人公と同じだが、親類関係はない。武器も在り来たりな普通の剣。魔剣とは今のところ縁が無い。
Dプラス。
《ローレライ》
通称ローレライ、若しくはグランマ。若しくは艦長(代理)。
頼れるみんなのローレライ様。召喚に依ってやって来た、異世界の空飛ぶクジラ。元から空を飛ぶ能力や魔導を駆使する力が有った訳ではなく、いわゆるギフトによる特例措置。その俊敏さ足るや既にクジラ類じゃない……。戦艦外装をぶら下げて、今日も元気に空を飛ぶ懐の深いおばーちゃん。
とある理由でこの世界にやって来た哺乳類。分厚い装甲を身体に取り付けて、狂気の強襲戦艦として活躍する。ちなみにローレライの魔導によって船内は快適&水にも困らないぞ! 流石はクジラだ凄いなー、と何でも魔導で完結するな! と怒られても仕方ないが……シャワーも有るよ!
?
《一般兵》
通称モブ。
彼等の活躍なくしてこの物語は無い。この世界には一般兵と自由兵が居て、一般兵達は集団行動と低いスキルのみで、堅牢な人海戦術の為に身を張って戦線を維持している。貢献度は分散するが無理もしなくて良いし……死んでも経験は消滅しない(!)。徴兵制らしい。
《羽根付き》
通称羽根付き。
敵味方問わず、一般兵を統率する様々な士官兵。単なるボーナスキャラだが、中にはクリシュナのような自由兵達も混ざっている。貢献度も様々だが、倒せば率いている部隊の規模により得られる貢献度は高い。
《非戦闘員》
通称街人。若しくは村人。
補給物資やマッチ(魔導が使えるお嬢さん達の内職!)等を作る人々や、空中要塞等で様々なサービスを提供している方々。優しい。叩くと消滅するがカルマ値がガン上がりして死ぬ(嘘)。
《ミルメニア帝国》
通称帝国。
ホーリィさん達の陣営。皇帝がのほほんと統べる軍国主義。貢献度は大体1で千円位に貨幣変換されている。
《アルダン教皇国家》
通称宗主国。
敵の国。《法と秩序の番人》を標榜するちょっといけすかない国。地下要塞なんて作ってホントどうかしてる。
《剣の妖精》
通称……各自の名前。
妖精さん。名前は自分達で決めよう。もちろんホーリィさんにも付いているし、名前も有る。男女有るが特に意味はない。基本的に不死身設定。だからと言ってバリアー代わりに使えたりはしない。
脳内電卓でサクサク計算&記憶して、今日も健気に貢献度を数えている。ホーリィさんを《エロ女》と言ったり言わなかったり……あ、とても上品な口調等は個体差。稀に関西弁も出るらしい。
《ホブゴブリン族》
通称ボブ。
屈強無比な頼れるナイスガイ。見た目はアレだが、付き合うと義理堅く仲間思いな側面もあり、結構いい奴ら。ただし血の気も多いぞ。
彼等は単純に亜人種として括られている。勿論個別の雌雄は有って、苗床とかは存在しない。転生したらホブゴブリン界でチーレム出来るかもよ? ……ダッダーンボヨヨンな皆様に揉みくちゃにされる絵しか浮かばねぇが。
《フシダラ》《フツツカ》
通称魔剣。
魔剣。
フシダラ(夫)とフツツカ(妻)の夫婦漫才コンビ。戦場を爆笑に包むが報酬が魔力なので貧乏。いやそうじゃない魔剣です。くっついたり離れたり殺したり奪ったり乱したりする。本当は物凄い付与能力値と驚異の威力を備えているが、【女性のみ装備可能。ついでに自らに催淫効果有り】が幸いして誰も欲しがらない残念魔剣だったが、ホーリィさんが手に入れて「凄い!!」と大好評。こうしてまた檜舞台に上がれました。
《魔導》
通称魔導。
この世界の便利能力。クジラが空を飛べたり要塞を空に浮かべたりやりたい放題。その本質は【魔力を消費して平行世界から現象を取り込む】が基本。魔力とは目に見えない他次元干渉力。ワームホールだってどうしてその地点に固定されているのか解明されていないのだから、干渉する事も出来てもおかしくないんじゃない? と言い訳させてください。
魔力は各々に多少の変動は有るが、男性と女性で圧倒的な保持数値に差がある。そのせいでこの世界では男性は魔導がほぼ使えない。
男だった時のホーリィさんは、小さな火を灯す位は出来たが、魔力制御能力が低過ぎたせいでそれ以外は殆ど使えなかった。
《空中要塞》
通称空中要塞。
固有名詞無しの問答無用な空飛ぶ要塞。バーや牧場そしてウフフ♪ な店も有る。固くてデカくて空に浮いてる。
忘れがちだが当然ながら空に浮いている為、「みだりに深い穴を掘ってはならない」と言う当たり前な規則が有る。考え無しに掘削すると即座に通報されて捕まる。たぶん底に到達して貫通すると落ちる。自分が。
《地下要塞》
通称地下要塞。
イオン魚雷を打ち込めば壊せる(嘘)。巨大な扉で敵を寄せ付けない。どのような構造なのかは不明。
……ザックリ過ぎだけど、だいたいこんな感じが第一章です。詳しく知りたい方はメール受け付けます。ではまた!!
次回こそ第二章です!