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枕の下に 希望の上に(10)

似げない

似げないやり方に

鼻で笑った

踏み込んだと言えば

単純で

いつもより大切だった

それだけの話



白昼堂々と

口づけしていた

学生の頃

いつの間にか

場所と時間を

選び始めた

誰のニーズに

合わせたんだか

これは

ただの後ろ向きだろうな



傘が咲いた

幾重にも廻る人工的な花

濡れて歩く者など居ない

自然が好きだと言いながら

雨を避けている形は

本気じゃないと思われても

仕方ないのかもしれない



ぼやけた空気は

人の想いもぼやけさせる

あの時の言葉に

何も言え無かったのは

一つ手前で

立ち止まったから



誰に見られようと

構わなかった

あの時の二人

いつの間にか

空気と慣れで

時間を過ごした

誰のニーズに

合わせたんだか

これは

ただの後ろ向きだろうな



花が開いた

あの日のプランター

自然に笑う者は居ない

不自然に素直さを混ぜながら

気づいてと言い合う形は

本気じゃないと思われても

仕方ないのかもしれない



実現しなかった

あの時の声に

含まれた感情は

時間の隙間に

捨てられて

思い出を滑らかにする

変な使い方しか

出来なくなった

行き場の無い物は

足元に埋まって

未来を待つ



傘が咲いた

幾重にも廻る人工的な花

濡れて歩く者など居ない

自然が好きだと言いながら

雨を避けている形は

本気じゃないと思われても

仕方ないのかもしれない



曲面が冷たい

幾重にも廻る感情的な人

目的無く進む者など居ない

人が好きだと言いながら

人を避けている形は

本気じゃないと思われても

仕方ないのかもしれない

だから

似げないやり方で

新しい自分を構築して



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