新たなS級指定モンスターに力尽きました 2
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「いやぁ、もう誰も来てくれないのかと思っていましたよ〜!」
村人達は俺たちにすごく感謝してくれていた
まだ、何もしてないんだけどね?
「それにしても、可愛い冒険者さんだぜ!」
カトレアとセレスが村人にナンパされてた
まぁ、黙ってれば可愛いんだから分からなくもないけど……
「やだ〜、おじさんったら!」
カトレアがみょうに乗り気なのも不思議だ
セレスはと言うと……
「可愛いねぇ〜!名前は?」
「セ、セレスだ。あんまりこっちをジロジロ見るな……」
まんざらでもなさそうだった
俺達は村人と意気投合し、祭りは夜遅くまで続いた
翌朝、俺達は村長の家に集められた
「ヤマタノオロチの事ですが……私達もどこにいるか分からんのです。」
「え?」
「ヤマタノオロチは、時々村に降りてきて村を荒らしていくのです……」
「でも、どうして……」
「おそらくこの石に引き寄せられているのでしょう」
それは青く輝くとても綺麗な石だった
「何その綺麗な石?」
カトレアが興味しんしんである
「これは、魔晶石という魔力の塊です。この村に伝わる石なのですが使い道は……」
「使い道は……?」
「特にないです」
いや、無いのかよ!
「でも、とても綺麗な石だし持ってるだけで力がもらえそうな感じがするな!」
セレスまでもが興味しんしんである
「もし、ヤマタノオロチを倒していただければ、国からの報酬とは別にこの石も差し上げます。」
「ホントですか!?」
俄然やる気が出てきたぜ!!
「じゃあとりあえず、探すしかないってことですよね?」
「しかし、手がかりが……」
その時だった
「奴が、やつが来たぞぉぉ!」
村人達が何か騒ぎ出した
「ちょうど向こうから来てくれたみたいだな」
「そうみたいね!」
村にヤマタノオロチがやって来たのだ
「さてと、そんじゃ俺が倒してきますよ」
村長が
「気をつけて下さい。相手はS級指定モンスターですから。」
「心配しないでください。楽勝っすよ!」
俺は自信満々にそう言って村長の家を飛び出した
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