新たなS級指定モンスターに力尽きました
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「ど〜れ〜に〜し〜よ〜う〜か〜な〜?」
俺達はついにやる気を取り戻し、クエストに行く決意をした
そして今、クエスト掲示板に来ている
「俺達の力じゃあんまり普通のクエスト行けねえしなぁ〜……」
「正直なところ、タケルだけでも勝てるもんね!」
「それじゃあこれなんてどうだ?」
セレスが見つけてきたクエストは新種のS級指定モンスターを討伐するクエストだった
「えっと、どれどれ……」
「報酬30億円か……もう感覚が麻痺してきたよ」
今となっては何億だろうとビックリしなくなってしまった
いっそこの金でテーマパークでも作ってやりたいくらいだ
「よし!これに決定!」
俺達は新種のS級指定モンスター
「ヤマタノオロチ」を討伐するクエストを選んだ
「依頼は、あの島からよ!」
港から船で2時間ほど進んだところにその島はあった
「なぁ、ヤマタノオロチって神話に出てくるやつだよな?」
「そうだな」
セレスが問いかけに答える
「しかし、なんでこの世界にヤマタノオロチが存在するんだ?」
「確かに、その概念が存在すること自体不思議だ。」
まぁ、なんにするにも戦えば分かることだ
「よ〜し!島についたぞ!」
俺達は船でここまで送ってきてくれた人に挨拶を済ませた
「ホントにこんな無人島みたいなとこに人住んでんのか?」
「依頼が来てるんだからいるに決まってるじゃない」
しかし、とても人がいるようには見えないぞ……
とても嫌な予感しかしなかった
「とりあえず、住民を探してみましょ?」
こうして俺達は島の中を探索していたのだが……
「すみませ〜ん!!誰かいませんか〜!!」
「反応がないぞ」
「ほんとに無人島なんじゃないだろうな?」
その時だった
「おい、なんか見えるぞ!」
セレスがなにかを見つけたらしい
「どれどれ……!?ホントだわ!村よ、村!」
長いこと歩いてたせいかカトレアがものすごく嬉しそうだ
でもみょうに静かなんだよなぁ?
「これはこれは、ヤマタノオロチ討伐を受けてくださった冒険者様ですかな?」
この村の村長らしきおじいさんだった
「それで、そのヤマタノオロチはどこに?」
「まぁまぁ、とりあえず今日は私の家で休んでください。明日説明しましょう。」
「え、ええ。それではお言葉に甘えて……」
その夜、村人達は総出で俺たちを歓迎する祭りを開いてくれた
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