仲間探しで力尽きました
投稿頻度はバラバラになりそうな予感……
「ねぇねぇ、俺と一緒に冒険しない?」
「え、えっと、ごめんなさい!」
そう言って女の人は走っていってしまった。
これで何人目だろうか。
「冒険者になったのはいいものの……これじゃあな」
冒険の仲間を探しているのだが声をかけてもかけてもみんな走っていってしまう。
なんだこりゃ
走っていってしまう人がほとんどだったが、警察を呼ばれるなんてこともあった。
酷くないですか?
次の人で最後にしよう
「あの……一緒に冒険しませんか?」
かなりの美人だった。
そして俺と同じくらいの年齢に見えた。
「ホントですか?是非!是非!」
「てことは……」
「私もちょうど探してたんです。一緒に冒険してくれる人!」
おっしゃー!
こんな美少女と一緒に冒険出来るとかもう、
本当に……
「私の名前はカトレアです。これからよろしく!」
「お、俺の名前はタケルです。こちらこそよろしく!」
カトレアはとても可愛くてとてもいいやつだった
それなのに……
「え〜?めんどくさいからいや!違うクエストにしましょ?」
どうしてこうなった……
カトレアと出会って2日目
とりあえず住むところが必要なため1回で多額の報酬が貰えるクエストをしようとしたのだが……
「もっと簡単なのにしましょ?ね?」
「だからぁぁぁ!報酬見ろ報酬!」
「何でそんなに怒ってんのよ?別にいいじゃないそんな急がなくたって。」
「バカかお前は!?家もないし金もないから飯も食えねぇんだぞおい!」
「分かってるわよそのくらい!」
カトレアと会ってその後すぐ知ったことなのだが
こいつ、俺と同じで異世界召還されたやつらしい。
しかも俺と同じく日本から。
俺の特別感一瞬にして消えたわ!
俺はカトレアを無理やり連れてドラゴン討伐のクエストへと向かった
「ここに例のドラゴンがいるんだよな?」
「依頼書にはそう書いてあるわ!」
しかしそこは、民家が沢山ある村だった。
「これはいったい……」
「とりあえず住民に聞いてみましょうよ」
コンコン
「すみません、冒険者なんですが誰かいませんか?」
……反応がない
「あれ〜?誰もいないみたいね?」
「でも、村に1人も人がいないなんてそんなことあるか普通?」
すると、1人の子供が歩いているのが見えた
「あっ!おい、君まってくれ!」
しかし、子供は走ってどこかえいってしまう
「追いかけてみましょう」
「あぁ!」
しかし子供追いかけて前みたいに
通報されたなやだなぁ〜
俺とカトレアは子供を追い、深い森の中へと入っていった
読んでいただきありがとうございます。