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ダチとのケンカ

再び屋上!!


「つーことがあってさあ」


「あー、さすがリエさんだわ」


矢田は腕を組みウンウンと頷く。


「で、どこの女子高!」


矢田は興味深々にバサラに顔を近づける。


「ちけーよ!!…えっとな、確か…天下武道女子高校」


「ちょっ!?お、お前あの天武女子高校かよ!?」


聞いた途端に矢田は後ろに下がった。


「なんだ、知ってんのか?」


「いや!知ってるもなにも、天下武道女子高校は有名どころか世界に名を轟かせるヤンキー女子高!!しかもただのヤンキーじゃあなくもっとも訓練されたヤンキー、そのなかで一番になったものは世界のヤンキーの頂点になるとも言われているんだよ!!」


凄い勢いで説明をする。だが、あまりバサラには通じなかったようだ。


「そうなん」


興味なさそうにあぐらをかいて座る。


「お、お前な…まあ一応言っとくがリエさんの通っていた学校だぜ」


「へー姉貴が」


ちょっとは興味を持つようになった。


「なんでおめぇが知らねぇんだよ!?」


「いや、興味ないし」


「おめぇなあ…」


矢田はバサラの反応に肩を下ろす。


「でもまあ、良いと思うぜ俺は」


矢田はポケットから煙草を出し火をつける


「なにがだ?」


バサラは矢田を見上げる


「ナニって、そりゃ女子高だぜ?」


「女子高だな」


矢田はガッカリするように首をふる


「ふー…わかってねぇな、今年から共学なんだろ?だったら女がたくさんでウハウハじゃあねぇか」


「あーそういうこと」


「そういうことってお前、興味ねぇのか?」


バサラは暇そうに大きく口を開けてアクビをする


「ふあーあ…いや、興味はなくない」


「だったらなんで」


「お前、姉貴が通ってた高校だぜ?絶対ヤバい」


「あー、確かに」


「さらに訓練されたヤンキーってヤンキーじゃあねぇ!!」


バサラは矢田に顔を近づけ怒鳴る


「近い!怒鳴るな!うるさい!俺に言われても困る」


「おっと、すまねぇ」


「ふー、まあ頑張れや」


矢田は煙草を捨て踏みつける


「おう、がんばるわ」


バサラは出口に向かう


「あ、ちょっと待て!」


「…んだよ!」


矢田はバサラの方に振り返り


「今日で卒業だ、最後にケンカしようぜ!!」


「…は?、おめぇじゃあ弱くて話しにならん」


再び出口に向かうが!


「だーれが一人と言ったんだよ」


バサラが向かっていたとこからぞろぞろと人が沸いてきた


「…なるほどな」


バサラは出口から少し下がる


「勘違いするな!!おめぇをリンチにするためじゃなく今日は卒業だからな、皆最後にお前に挑みてぇんだ!!」


ニカッと矢田は笑い


「さあ!ヤろうじゃあねぇか!!」


ブァサ!!と上着を脱ぐ


「しゃあねぇな、やってやろうじゃねぇか!!」


バサラも上着を脱ぎケンカに走った



そして!!卒業から日にちがたち天下武道女子高校の校門にいた!!




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