姉弟ケンカ
八崎家!!(回想!!)
「ハックショイ!!……ティッシュ取ってよ姉貴」
家で大きなくしゃみをかますバサラ
「なーに甘えてんだよこのバカ弟が!!」
そしてソファーの上でティッシュ箱を掴んでバサラに投げている女!!この女こそバサラの姉である、八崎リエ!!通称鬼頭その昔、世界のヤンキーの頂点に君臨した恐ろしい人である。
バサラは飛んできたティッシュ箱を取る
「あっ、空だ」
仕方なくバサラは新しいティッシュを出す。
「ねぇ、バサラ」
リエは雑誌を読み始める
「ズビーっ!……なに姉貴」
バサラはかんだティッシュを丸めてゴミ箱に投げる
「あんた女子高に行ってみない?」
「……は?」
バサラは投げた形のまま固まった、ティッシュはゴミ箱に入らなかった。
「なにいってんだ姉貴?そもそも男が女子高に入れる訳ねぇじゃねぇか」
「ゴメン、言い方間違えた。今年共学になる女子高にさ入学してみない?」
リエは雑誌を置いてバサラの方に向く。バサラはしばらく腕を組み考えた。
「……俺でも行けんの?」
バサラはギリギリの成績なのだ。
「行ける行ける」
リエは頷く
「そうか、なら行くわ」
バサラは大体即決派なので直ぐに行くことになった。
「お、話しが早いねじゃあ直ぐに書類書いてくるわ」
リエは直ぐに自分の部屋に移動する
「書類?なんだそれ」
バサラが聞いてきたのでリエは止まって振り返り
「あんたの入学するための書類」
ニコッと笑った
「何で姉貴がもってんだ?」
「質問が多いね、…私がその学校の教員をやってんだよ」
バサラは固まった。
「あ、姉貴が教師!?まじで!?」
「マジで」
「なら他の高校にするゴッ!!」
リエのアッパーを食らう。一瞬にして意識を失う。だがリエはバサラの胸ぐらを掴み
「なにいってんだ!男らしくないこと言いやがって!あんたそれでも男か!アアンっ!!聞いてんの!?あ、気絶してるわね」
リエは気絶したバサラをソファーにポイッと捨てた。
「全くワガママ言いやがって、さあ部屋で仕事しよ」
そのまま放置して自分の部屋に戻った。