なろうテンプレに登場する神様について
個人的な感想に過ぎません。
私は所謂なろうテンプレと呼ばれる類いの作品は嫌いではない。
適当な出来事で死に、神様に会って何となくチート能力を貰い、ファンタジー世界に転生なり転移なりする。
そんな話が特に嫌いな訳ではない。
嫌いな訳ではないが、ある意味よく神様なんか登場させることが出来るなと、感心或いは呆れながら読むことがよくある。
主人公にチート能力が欲しくても、神様から貰う以外の展開の仕方もありそうなものだ。
そもそも神様が全てを管理している世界の中で、なぜ主人公一人だけがチート能力を貰って楽を出来るのか、その理由は練られているのか。
そこが練られていそうならば、寧ろ面白く深い世界観になりそうで期待しながら読むことが出来る。
逆に転生先、或いは転移先の世界の設定の説明をする為だけに神様が登場している様な章は読み飛ばしている。
そういう小説に限ってプロローグを丸々読まなくても大して支障はない物が多い。
よく知る設定パターンからは外れる例外的なオリジナルがあったとしても、大概読んでいれば理解が追いついてくるものだ。
そもそもまだ物語が一ミリも動いていないのに、まだ興味もない設定について、長い長い解説を読まされるのもストレスになるのだ。
さらに言えばわざわざ登場してる癖して、主人公と何の意味のないコントをダラダラと繰り広げる神様が何と多いことか。
まあ何が言いたいかというと、物語に大して絡ませる予定がないなら神様なんか登場させる必要ないんじゃないか、ということだ。
世界観設定の説明に便利だから登場させたいと思うのなら、せめて淡々と説明してさっさと退場して貰いたい。
神様の土下座展開とかマジいらないから