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Federation Transfer Tales  作者: shigure
第0章 転移
9/12

プロローグ

本格的に話を書いていきます。拙い文章ではありますがご容赦ください。誤字脱字等があれば教えてくださると幸いです。

場所:フィアレント連邦 北部海域 サフィア海

時刻:22:50 p.m.

フィアレント連邦沿岸警備隊 北部方面警備隊所属

クリーブランド級哨戒巡洋艦「モントピリア」CIC

僚艦:「フレッチャー」「コンヴァース」「ギアリング」「ラフィー」


「モントピリアより司令部、周辺海域に異常なし。不審船舶の確認なし。送れ」


『こちら司令部、了解した。時刻23:00(ふたさんまるまる)にて任務終了、コロンビア他哨戒駆逐艦4隻と任務交代、帰投せよ』


「モントピリア、了解」


 任務交代10分前の定期通信を行うのは、フィアレント連邦沿岸警備隊(F.F.C.G.)所属の哨戒巡洋艦「モントピリア」。

CICには任務終了が近づき少しだけを気を抜く隊員の声とソナーの音が響いていた。


「なぁマイク、基地に戻ったら一杯どうだ?」


「まだ気を抜くんじゃない。コロンビア達がくるまで任務は終わらないからな」


「わ〜ってるって。お前はいつまで立っても真面目だなぁ」


「むしろなんでお前がここ(沿岸警備隊)に入れたのかが気になるよ」


そんな雑談の声も聞こえてくる。しかし、そんな会話をしながらもレーダーとソナーからの情報が映し出されるモニターを見つめていた。気を抜いてはいるが、最低限の警戒はしていた。そんな中...


ビーー ビーー ビーー ビーー


無機質な警報音が鳴り響く


「緊急!!レーダーに異常あり!ノイズ発生!繰り返す、レーダーに異常あり!ノイズ発生!」


「ソナー異常あり!画面にノイズとエラー発生!繰り返す!ソナー異常あり!画面にノイズとエラー発生!」


「...ッ!本土との通信途絶!繰り返す、本土との通信途絶!」


「なんだと...!?」


 そう言って驚いたのはモントピリアの艦長、キャム・アイアンサイド。

彼はすぐさま無線を手に取り、本土へ通信を始める。


「こちらF.F.C.G.(沿岸警備隊)所属、モントピリア。聞こえているならば返答されたし。繰り返す。こちらF.F.C.G.所属、モントピリア。聞こえているなら返答されたし。」


___返答なし

周波数をオープンチャンネルに変え、再び通信を行う。


「こちらモントピリア、誰でもいい、聞こえているなら返答を求む!」


...ちら(こちら)コンヴァース......繰り返す、......ら(こちら)コンヴァース...通信状態が不.......定(不安定)...他艦との...う...ん(通信)じた...は可能(自体は可能)。』


艦隊を組んで行動していた僚艦「コンヴァース」からの通信であった。


「コンヴァースから...付近の艦艇との通信は可能か...。」


そう言って、再び無線に話しかける艦長。


「モントピリアよりフレッチャー、コンヴァース、ギアリング、ラフィー、応答願いたい。繰り返す、フレッチャー、コンヴァース、ギアリング、ラフィー、応答願いたい」


『...こちらフレッチャー、通信安定。モントピリア、無事のようで何よりです。』


『こちらコンヴァース、聞こえているようだな。』


『こちらギアリング、聞こえているぞ。無事で良かった』


『こちらラフィー、聞こえてます。』


 応答したのは各艦の艦長。どうやら、ローカル通信は生きているようだった。


「そうか、4艦が無事で良かった。現状、何が起こっているのかまだわからん。下手に行動しないように、各艦の乗組員に伝えてほしい。それと、艦隊の速度を原速に、幅3400で輪形陣にせよと伝えておく。」


『『『『了解!』』』』


 キャム艦長が無線を置いた直後、レーダー、ソナー、通信機器の異常が収まった。

そこに映し出されていたのは、今までとは違う、異質な反応であった。

















不明艦隊発見

数:20

推定陣容:駆逐15、軽巡5 (フィアレント基準)

距離:240,000m(240km)

方位:315(ちょうど北西)



転移後の沿岸警備隊の、そして、フィアレント連邦の公務部隊の初仕事である

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