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【改稿版】気まぐれ魔法店  作者: 春井涼(中口徹)
Ⅰ期 伝説の始まり
6/201

第一話-5

 以下、大天使ラザムによる魔法講義。




 魔法というものは、大きく分けて三種類に分類されます。一つは魔術魔法、術者自身の裁量でエネルギー、主に魔力を操り、魔法として作用させるものです。私たち天使が扱うのは魔術魔法ですし、細川さんたち魔力使用者が使用するのも、基本的には魔術魔法になります。


 二つ目は精霊術魔法です。これは第二世界空間……細川さんたちの視点で言えば、異世界ということになりますが、そこに棲む精霊と契約を交わし、魔法の使用を委ねるものです。魔術魔法とは違い、エネルギーにはマナを使用します。また、マナと魔力を総称して魔法力と呼びます。


 三つ目は呪術魔法です。基本的にはあまり使用されません。使用する際に失敗すると容易に死亡する恐れがあるためで、しかも技術としても非常に高度なので、習得すること自体が困難です。第二世界空間では過去に呪術魔法を生み出した人物が世界人口を大きく減少させたという伝承も残っており、呪術魔法自体を嫌う人も少なくありません。マナと魔力の両方を使用します。


 他には魔獣類や龍類などの魔法生物が使う生物魔法や、魔道具、魔石などによっても魔法は作動します。今回は説明を省きますね。


 次は魔法を使う人の呼び方です。魔術魔法を使用できる人のことは、魔術能力者と呼ばれています。これは第二世界空間において、人類にとってもっとも身近な魔法が魔術魔法だからです。魔術魔法自体は使用できる人は多くいます。その中でも、魔術師免許を持ち魔術魔法の使用を仕事にする人のことを、魔術師と呼びます。


 精霊術魔法を使える人のことは、精霊術能力者のような呼び方はせず、そのまま精霊術師と呼びます。これは精霊たちから定められたと言われていて、人の意思で決められた呼び名ではありません。広義には、精霊と契約している人を精霊術師と呼ぶこともあります。


 呪術魔法に関しては、そもそも習得を試みる時点でそれなりの魔法知識と能力を有すると解釈されるため、扱える人全員を呪術師と呼びます。でも呪術魔法自体にあまりいい印象を持たない人もいるので、呪術師という名前が好まれない場合もあります。


 他に魔法関連の呼称だと、魔道具技師とか医療魔術技師とか魔石取扱師とか魔導系銃器取扱師なんてものもあります。機会があればいずれ紹介しますね。


 では魔術魔法の話を進めましょうか。魔術魔法は第二世界空間の魔術師が、『同心円状の魔力作用に関する法則』というものを発見しています。今から大体六〇〇年前のことですね。第二世界空間では、『魔法陣の法則』と通称されているものです。内容は、魔術魔法は全て魔法陣を描くことによって作動できるというもので、魔術魔法の発展に大きく貢献したと言われています。また魔法陣の法則が発見されたことで、魔道具の開発にも大きく寄与されました。


 魔術魔法のうちでもっとも簡単だとされているのは、銀魔力というものです。魔力を物質化することで造形したり硬さを変え、腕や道具のように使える魔術です。最初に習得するのに時間はかかりますが、一度覚えてしまえば魔術魔法を使い続けている限り、扱い方が分からなくなることはありません。銀魔力を覚えることは、魔力の性質や力加減などを理解するのに最適なので、まずこれを覚えてしまいましょう。




 そしてこの後、割としんどい特訓が始まることになる──ような気がした。

改稿前には全くなかった要素。

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