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怪盗イタッチ大作戦!!  作者: ピラフドリア
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第90話 『プラネットプリンセス』

怪盗イタッチ大作戦!!




著者:ピラフドリア




第90話

『プラネットプリンセス』






 ある街にあるアパート。そこにイタチと子猫、ウサギが集まっていた。




「イタッチ。次狙うお宝はどんなんなんだ?」




「今回はコイツだ」




 イタッチはテーブルに一枚のチラシを置く。それはある美術館のチラシ。




「トォオーノ美術館にメテオリーテオレッキーノを展示……。今回はコイツか」




「メテオリーテオレッキーノ。これはローマ皇帝だけが身につけることを許可された宝石で、これを身につけたものは不老になると信じられていた」




 パソコンを操作していたアンが、画面上に美術館の地図を表示させる。




「展示されている期間は4日〜13日の9日間。盗みに入るならその期間内ですね」




「展示されているのは3階の第7展示室。計画はいつも通り、俺とダッチで潜入して、アンがアシストする」




「任せてください!! しかし、経路はどうすんですか? この展示室は窓もなく扉は一つ。階段も一つずつしかないので、ルートが限られちゃいます。だからこそ、絶対は硬いですよ」




「フクロウ警部も出てくるだろうしな。部屋には誰も入れないだろう」




「じゃあ、どうしたら……」




「展示室に侵入するのが難しければ、ない時に狙えば良いんだ」










 13日。展示を終えたお宝がトラックに乗せられる。フクロウ警部は腕を組み、心配そうに見守っていた。




「警部、イタッチは本当に来るんでしょうか……」




「ネコ刑事か。奴は盗むと言ったら盗むイタチだ。予告状の通り現れる」




「しかし、輸送の護衛は展示中以上に強固。今回の人員は凄いですよ」




 ネコ刑事は今回の派遣された人員の名簿に目を通す。




「警視庁一の空手家アライグマ警部補。百発百中の狙撃の腕を持つキツツキ刑事。そして忍者の末裔で剣の達人マグロ巡査。これだけの大物が出揃ってるんです。イタッチも流石に盗めませんよ!!」




 フクロウ警部は腕を組んだまま、額に汗を流し困った顔をする。




「どいつもコイツも俺に負けてるんだが……」




 アライグマ警部補は学生時代の空手大会でフクロウ警部に負け、キツツキ刑事は早撃ち訓練で勝負を挑んできて、記録上は百発百中だが早撃ちの速度の差で負けている。

 さらにマグロ巡査はフクロウ警部の剣術に惚れて、たまに道場の師範として招待される。




「警部がなんでもできすぎるんです!!」




 ネコ刑事が書類をしまった頃、トラックに美術品を詰め終えたようで、若い作業員が報告に来た。




「これより出発します。計画通りに輸送して大丈夫ですか?」




「ああ、前と後ろをパトカーで護衛する。他にも隠れて護衛しているから、安心して輸送してくれ」




 こうしてお宝の移動が始まった。






 移動を始めたトラックを見守る影。




「出発したようだね」




「………………」




「私達も行くとしようか」









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