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怪盗イタッチ大作戦!!  作者: ピラフドリア
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第85話 『メカメカシイ』

怪盗イタッチ大作戦!!




著者:ピラフドリア




第85話

『メカメカシイ』





「博士、例の兵士の調子はどうかね?」




 悪い顔をしたスズメが白衣を着たアリクイに尋ねる。




「順調ですよォ、この兵器ならば、あのイタッチから確実にお宝を守ってみせます」




「ほぉ、それは楽しみだ。チュンチュンチュン!!!!」









 予告状を受け取ったスズメは知人に依頼し、ある兵器を作らせていた。

 報告ではイタッチはすでに侵入してきており、もうすぐこの場所に現れる。




 イタッチが姿を現した時こそ、この兵器の力を見せつける時……。




 扉が開き、赤いマントをつけたイタチが部屋に入ってくる。




「この部屋にお宝があるようだが……。そういうことか」




 イタッチは部屋の中心に置いてある犬型のロボットを見て理解した。お宝はロボットの頭部に付けられており、ロボットに近づかなければ手に入れることができない。

 しかし、




「チュンチュンチュン!!!! 来たなァ! イタッチ!!」




 ロボットに乗り込んでいるスズメ。彼は今回予告状を出したお宝の持ち主。




「随分と気合の入ったロボットだな」




「当然だ。前に何度もお宝を盗まれているからな。今日こそはお前をギッタンギッタンのボッコボッコにして、刑務所に入れてやる」




 スズメはロボットを操縦してイタッチに向けて突進する。前足についたミキサーで突進と同時にイタッチに切り刻む作戦だ。




 しかし、イタッチは折り紙で剣を作ると、高く飛び上がりロボットの頭上を飛ぶ。

 そして剣を一振りしてロボットの背後に回り込んだ。




「…………切れない」




 イタッチは折り紙の剣でロボットを真っ二つにしたつもりだった。しかし、ロボットは傷一つつかず、無傷で振り向く。




「チュンチュンチュン!!!! 甘かったな、このロボットはミサイルすらも跳ね返す硬さを誇るのだ!! 貴様の剣など通らん!!」




 イタッチの攻撃を防ぎ、高笑いをするスズメ。しかし、剣が通らないことを知ったイタッチはすでに別の手を用意していた。




 イタッチはマントの後ろでひっそりとあるものを折る。そして作ったものをスズメに向けて投げつけた。




「チュン!? なんだこれ!?」




 スズメの身体を折り紙でできた鎖が巻き付く。




「ロボットを壊せないなら……」




「まさか!!」




 イタッチは鎖を引っ張る。すると、引っ張られたことでスズメが操縦席から落ちてしまった。




「動きを封じれば良い!!」




 落ちてきたスズメを素早く鎖で拘束するイタッチ。動けなくなったロボットに登ると、イタッチはお宝を手に入れた。




「手に入れたぜ。羽の石。こいつは頂いていくぜ!!」




「や、やめろ〜!!!」




 イタッチはお宝を持って姿を消した。






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