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怪盗イタッチ大作戦!!  作者: ピラフドリア
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第33話 『今と過去』

怪盗イタッチ大作戦!!




著者:ピラフドリア




第33話

『今と過去』





 警察庁本部ビル。とあるマル暴の会議室。




「それではこれで会議を終了する。解散!」




 会議を適当に聞き流していたゴリラの警部。会議に参加していた全員が会議室を出ると、ゴリラ警部も廊下に出た。




 ゴリラ警部が外に出たタイミングで、ちょうどフクロウ警部とネコ刑事が他の会議室から出てきてすれ違う。




「おう、無能……」




 ゴリラ警部はフクロウ警部を睨みつけると挨拶をした。




「ゴリラ警部。相変わらず嫌な奴だな……」




「泥棒一人も捕まえられない奴だからな。お前は……」




 睨み合う二人。そんな二人を止めるためにネコ刑事が割って入る。




「やめてください二人とも。なんでいつも会うと喧嘩始めるんですか」




 ネコ刑事が入ってくると、ゴリラ警部は舌打ちをして二人に背を向けた。




「ネコ刑事。そいつといると不幸になるぞ……。じゃあなぁ」




 そしてゴリラ警部は去っていった。フクロウ警部はゴリラ警部が見えなくなるまで、ベロを出して片目を瞑り変顔をして見送った。






 ビルの廊下を進み、フクロウ警部とネコ刑事は車の置いてある地下へと向かう。




「フクロウ警部……。なんでゴリラ警部と仲悪いんですか? 昔は仲良かったって色んな人から聞きますけど、そんな面影どこにもないですよ」




 フクロウ警部は無言のまま前に出て進むと、廊下の先にあるエレベーターのボタンを押す。

 しばらくしてエレベーターが来ると、その中に二人は入り、地下へと降りた。




 誰もいない密室。二人だけの空間だからか、フクロウ警部は扉に目線を向けたまま、口を開いた。




「もうあいつがいないからな……」




「……あいつ?」








 喫茶店の倉庫から米袋を持ったアンが厨房にやってくる。




「イタチさん。これで良いんですか」




「おう、すまないな。重いもの持たせて」




「良いですよ。私はここに住ませてもらってるんです。これくらいやらせてください」




 イタチは米袋を受け取ると、戸棚にしまう。




 アンは厨房に入ると、イタチが作っていたものを見る。




「スパイスの効いた良い匂いですね」




「後もうちょっとで新メニューこ完成だ」




 イタチ達が料理をする中。喫茶店の扉が開かれる。




 まだ開店時間ではなく、鍵をかけていたはずだが、開いた扉。イタチ達は不思議そうに入り口の方を見ると、覆面の人物が入ってきた。




 覆面はカウンター席に黒い包みを投げ捨てる。そしてすぐに喫茶店から出ていった。

 イタチ達は厨房から投げ捨てられたものはなんなのか、覗き見る。




 それは三十センチ程度の小さな包み。




「…………あれは…………。ッ!? アン、伏せろ!!」




 包みを見ていたイタチはアンに向かって叫ぶ。そして次の瞬間、喫茶店は炎に包まれた。





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