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怪盗イタッチ大作戦!!  作者: ピラフドリア
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第134話 『クロックストーリー』

怪盗イタッチ大作戦!!




著者:ピラフドリア




第134話

『クロックストーリー』





 クロックストーリーを手に入れたVIPERは、ヘリでアジトへ戻っていた。




「うまく行ったみたいだな」




 アジトに戻るとすでに戻っていていたオランウータン達が出迎える。




「ええ、これでクロックロックとクロックストーリーが手に入った。これで地下にある兵器が……」




 エリソンがそこまで言うと、オランウータンがエリソンに銃口を向けた。




「そこまでだ。エリソン……」




「アルダイン……アナタ……」




「クロックロックとクロックストーリーを渡してもらおうか。それは俺が活用する」




 エリソンに銃口が向けられて、VIPERの兵士達は状況がわからずに動けなくなる。

 動かない兵士達を脅すように、エリソンの顔に銃口を擦り付ける。




「早くしろ。イタッチが現れたらどうする?」




 エリソンを人質に取られて、どうすることもできず兵士達は二つのお宝を渡す。アルダインはエリソンのことを掴み捕えると、そのまま銃口を向けてアジトの奥へと進む。




「エリソン。お前にはそのまま人質になってもらう。俺があれを手に入れるまでな!!」




 そのままエリソンを人質にしてアジトの地下へと入ったアルダインは、巨大な鉄の扉を開けてある部屋に入った。




 そこにはピラミッド型の巨大な装置があり、近くにはコントロールパネルがあった。アルダインはエリソンを人質にしたまま、コントロールパネルに近づく。

 そして手に入れた二つのお宝を組み合わせて一つのお宝にすると、それをコントロールパネルにはめた。




 すると、ピラミッドに電源が入り、七色の光を放つ。




「ついに手に入れたぞ。これでこの世界は俺のものだ!!」




 ピラミッドが起動して、VIPERとエリソンは悔しそうに膝をつく。そんな中、二人の兵士がアルダインとエリソンの元へと近づく。




「なんだ、お前達。なんのつもりだ」




「本体はVIPERのアジトの地下に隠してあったのか。コイツだけはアンに探してもらってもどこにあるかわからなかった、だからテレビで大々的に予告状を出して、お前達を呼び寄せた」




「ま、まさか……」




 二人の兵士は表面を包んでいる折り紙を脱ぐ。すると、




「イタッチ、ダッチ!? すでに侵入していたのか!!」




「クロックロックとクロックストーリー。二つを組み合わせることで、このお宝は完成する。奪われた祖国を取り戻すこともできる、お宝でありながら最高の威力を持つピラミッド型のレーザー砲」




 アルダインはイタッチ達を警戒して、エリソンを人質にしているのを見やすくするため、二人の方にエリソンを向ける。

 そしてエリソンの顔に銃口を擦り付けた。




「それ以外近づくな!! どこまで知っているかはわからないが、それ以外近づけば撃つぞ!!」




「ほぉ、VIPERの裏切り者のアルダイン。そいつが本当に人質だと思ってるのか?」





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