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爆縮と体温の機知(10)

点無し

時間経過と共に

新しい芽が伸びる

全身の傷と同じように

人間の新しさとして伸びる

肯定する気も

否定する気も無いが

批判することはある

存在としてのぶつかり方だ

忘れてしまうなら

ただ透明人間になるだけだ


日向の死骸に

死の凄惨さを感じるくせに

日陰の亡骸は

白骨化させている

それが人間の形だ

知らないことは知らない

それ以上でも以下でもなく

そのまま流れる

川に例える

いずれ、海にたどり着く

知らないことは知らないという

素直な海である


木の葉を隠すなら森の中へ

灯台下暗しでも大丈夫

視覚の行方不明感と

気づかないという形を使えば

人間は人間をやめることが出来る

サイコパスが怖いって

あの人達には理由がある

それは理解できるものだ

理由なんて無い人間が

世の中には居る


なんで?

聞かれたことに

分からないと答える

亡骸の横で答えているのだ

理由が無いから

動物として純粋である

理由が無いから

人間として理解不能である

僕等はどちらにも成れる

獣人という名の比喩で

語れたりもする

何も無い人間の純粋さと恐怖感は

混ぜ合わせることで

魅力的になる

選ぶかどうかは

また別として






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