15話
屋敷に着いたが、そこは予想以上に明るい場所だった。
敷地を囲む外壁とフェンスは掃除されていないせいで少し変色しているが、まだまだ役目を全うしてくれている。庭はそこいらじゅうに雑草が生えており、枯た木も放置されているが荒れ放題と言うほどでもない。住宅の方は壁に蔦がくっついていて、ガラスも所々割れているが壊れたりはしていない。
まだ放置され始めて数年と言ったことろだろう。
そんな屋敷の正門に来たのだが……。
『本日はようこそおいでくださいました。偉大なお方よ!』
そんな事を言うダンディーな男。
何をどう偉大なのか分からないが、その男は半透明な体を浮遊させながらきんさんの方に向けている。
その後ろには、中年の女性とその女性にしがみつく少女。更にその後ろで恭しく頭を下げる老人が半透明で浮いている。合計4名。出迎えがいた。
僕は目も前で起きている事を理解できずに呆然とするしかなかった。
少し前を思い出してみることにする。
……ギルドから出た僕はきんさん先導の元、屋敷に向かった。途中で露店から漂ういい匂いに釣られて串焼きを買いながら歩いた。そして屋敷に着いた……。
――おい誰だ。『過去を振り返れば未来が見える』とか言ってたネットの奴。未来どころか現在も見えないじゃないか!
やっぱ過去なんて振り返っても無意味だよね。
そんな事よりも今を生きよう、諸君!
『出迎えごく……』
「どうもこんにちは!ギルドから除霊依頼に来た冒険者です!」
きんさんが何か言おうとしていたがブッチしておいた。
屋敷の人達の視線が僕に移ると同時に、きんさんが不機嫌そうな表情で振り向いた。
『うぉおい!アキラ!こういう時くらいはピシッと決めさせてくれ!今後の威厳が無くなろであろう!』
「そ、そうか。なんか悪いな。でも本人達の前でそれ言ったら完全に小物じゃない?」
『そそそ、そんな事は無いぞ!なあ、お主ら……』
きんさんは屋敷の人達の方を見て……後ろに下がり始めた。
きっと少女から向けられた、『なに?この人??』みたいな純真な視線に耐えられなかったんだな。
『ほらアキラも早く下がるのだ!』
きんさんは焦り気味でそう言うと念動力で引っ張ってくる。
「わ、わかったから」
そのまま5メートル程下がると、もう一度正門に向かい始めた。
『ほ、本日はようこそおいでくださいました。偉大なお方よ!』
『出迎えごくろうだったな!』
『ママー。なんであの人一回戻ったの?』
『こ、こら、そういうこと言ってはいけません!』
『ええ?なんで?』
すいません。うちのバカが。すいません。見ているこっちも恥ずかしくなりそうです。
きんさんの方を見るとホーカーフェイスでこの場を持ち直そうとしている所だった。まるで少女の発言を無かった事にするように……。
とりあえす僕もさっき言った所まで言っておく。
「どうもこんにちは!ギルドから除霊依頼に来た冒険者です!」
『おお!これはこれは。私たちが見える冒険者さんですか。それでは、私の方からもお話しすることがあるので、詳しい話は中でしましょう。ささ、どうぞ、入ってきてください』
何か訳アリのようだ。
屋敷の入り口には半透明の犬がいて僕に気が付くと『キャンキャン』と吠えたが、すぐさまダンディーな男が優しくなでると静かになった。
そのままゾロゾロと屋敷の中へ入っていく。
中はきれいとは言えない埃だらけだったが、家具なども残っていた。
僕は案内されるままに応接間の埃っぽいソファーに座った。
対面のソファーにはダンディーな男が形だけ座り、その後ろに控えるように老人が立っている。
ちなみに、中年の女性は少女をおんぶして部屋の隅に立っている。
完全に見物人モードだろ。
ダンディー男は全員が配置についたことを確認すると切り出した。
『では改めまして。本日はミール邸へ、ようこそおいでくださいました。私はこの家の大黒柱ヘルシーです。むこうが嫁のフルーティ。その背中にいるのが娘のスウィートです。それと……』
『執事のビターです』
『あと、グーイーもいるよ!』
老人の後に続いて、スウィートと紹介された少女がそういった。中年の女性フルーティは背負ってるスウィートに指を一本立てて『スゥちゃん、シー!』と言った後、こちらを向いて愛想よく会釈をした。
なるべく観戦モードでいるつもりだ。
それはともかくとして……。
「グーイー?」
『ええ。玄関にいた番犬です』
「ああなるほど」
あの吠えていた犬か。
ちなみにチワワだった。小さくてかわいい。
スウィートのスゥちゃんも小さくてかわいい。
おっと、ロリコンじゃないですよ。
自己紹介をされたので僕も名乗っておく、
「駆け出し冒険者のアキラです」
それから次の番のきんさんの方を向いた。
『我が名は武田たまき!織田家の武将にして、アキラの遠い親戚の先祖にして、守護霊スリーパーの異名を持つ……』
「長い長い!」
思わず突っ込みを入れたがなんかデジャヴ感があるやり取りだ。
『まあアキラの守護霊だ!よろしくたのむ!』
簡潔にまとめて、フンドシ一丁の褐色ムキムキ男は言った。実に汗臭そうな見た目だ。
そういえばさっき、ヘルシーはコイツのこと『偉大なお方』とか言っていたな。
なに脅されたんだろう?
「1つ聞きたいんだが。きんさんが偉大って、どこらへんが?」
『その全てですっ!!』
唐突にヘルシーが声を張り上げて言ったため僕はビクッとした。
「ぐ、具体的には?」
『……この荘厳なる佇まい!肉体美!寛大な御心。そして強大な力!』
「そ、そうか……」
よくわからんがこういう人もいるのだろう。
その言葉を聞いてきんさんがドヤ顔で見つめてくる。
鬱陶しいことこの上ない。
「まあ、その、なんだ……。雰囲気的な事は置いといて、力なんてないだろう。この前なんて相手の攻撃2回相殺するだけでガスケツだったぞ?」
『なんと!それほど強大な敵と戦っていたと!今の力で満足せず研鑽を続けようとは!私はますますあなた様に陶酔しました!』
ヘルシーはそう言うと、尊敬の視線できんさんを見始めた。
そしてそのきんさんはというと、得意げな顔になって僕の方をチラチラと見てくる。
『アキラもそろそろ我の事を認めてもよいのだぞ……?』
「ごめん。努力したけど無理だった」
『もうちょこっと!もうちょこっとだけ努力をしてくれえ!!』
両手を合わせてスリスリと擦るきんさん。
そろそろ鬱陶しくなってきたので、このまま無視して話を戻そう。
「と、ところでヘルシーよ。さっき言ってた話と言うのは?」
『おお!そうでした!ギルドに出されている依頼についてなのですが、まだ生きているので依頼主の不動産屋と取り合って、その依頼を取り消してほしいのです!私たちは地縛霊で敷地から出られないんです…………』
生きているかは別として、依頼の取り消しか……。
『お願いします!他の冒険者は私たちの事が見えなくて追い返すのも一苦労なんです!』
この家の大黒柱ヘルシーは他の人達と比べて少し上位の霊だという。そこに、地縛霊としての敷地内でパワーアップする効果を足すことで、なんとか念動力や憑依ができる。
『ですが、私程度の力では強い守護霊には太刀打ちできないのです。強い守護霊持ちが来ない事を祈る毎日なのです!私の家族を救ってください!お願いします!』
ヘルシーは頭を下げ始めた。その必死に懇願する態度に同情の念が沸いた。
大の大人にそこまで言われて見捨てるというのも寝覚めが悪い。
報酬は無く違約金とか取られそうだが、慈善授業というやつだ。困っている人は助けてあげたい。
「それじゃあ交渉してくるんで、不動産屋の場所か名前ってわかるか?」
『は、はい!もちろんです!』
ヘルシーさんは嬉しさで目を見開きながら言った。
『ええと、確か…………』
*******
僕はきんさんの案内で不動産屋に向かう。
その腹にはナビが表示されていた。
幸い不動産屋は近くで、あばら家のようなボロッとした店へはすぐについた。
『カウンターにはおらぬようだ。呼んでみてはどうだ?』
「ごめんくださーい。この依頼について話したいんですか……」
きんさんに言われて僕が大声で叫ぶと、奥から神経質そうな男が出てきた。ヒョロガリだ。
「なんだいなんだい!うるさいなあ!また依頼についての相談かい」
『また』ということは、何度も冒険者が失敗いるのだろう。それだけ、ヘルシーが追い出しているのだろうけど。
「最近の冒険者は使えないな!どうせ失敗の報告なんだろ!いいっていいって。もうあんな家からは手を引くから、依頼は取り下げだ」
「いいんですか?」
カツカツとしているヒョロガリに僕は聞いた。
「いいもなにも…………、やれお化け屋敷だの悪霊の住処だのと噂が立って売れたもんじゃない。あんな家、廃棄だ廃棄!」
いらないのか。ならくれるかな……。
「それなら、貰ってもいい?」
「…………ん?」
ヒョロガリはスチャッと丸眼鏡を押し上げた。実にオタクらしい動きだ。
「お前が欲しいなら売ってやる!」
さっき捨てるって言ったやんけ!
でもそうなると、お金を出してまで買おうとは思わない。他人……、といっても知り合いよりだが、そこまでしてあげるのもどうかと思う。
ヘルシーお金あるのかな?
「それなら僕は買わないけど、ヘルシーなら出すかもしれない。仲介するからミール邸へご足労願える?」
「ほう……」
ヒョロガリが目を細めて口元を歪めた。
お、前歯出てる……。
素晴らしいオタク力だ。
「今から行く……」
どうやら来てくれるそうだ。
*******
ミール邸に戻るとヘルシーが一人、門で待っていた。
「やあ、ヘルシー。戻ったよー」
『そ、それで。どうだったんだね……?』
ヘルシーが緊張した面持ちで僕の言葉を待つ。
「紹介するよ。こちらが、ヒョロガ……えっと、メガネの……えっと…………」
「ヒョロガリでいい」
「こちらが、オタクのヒョロガリ。買い取り交渉に来てくれたよ」
「……不動産屋だ」
『おお!そうか!よろしく頼みます!』
ようやくひと段落つきそうだ。
「おい冒険者!誰もいないじゃないか!」
おっと、見えないんだった。
「よろしくと言ってるよ」
「そうか。それで金は出せるのか?」
ヒョロガリが無神経にズカズカと言うが、ヘルシーは普通に答えた。
『生前の分が金庫にたんまりとあります』
「金庫に沢山あるってー」
「おお、そうかそうか……」
見るからにヒョロガリは上機嫌になった。
金にがめつそう。ここはオタクポイントマイナスだ。
『金庫まで案内します。金額と、ついてくることを伝えてください』
「金庫まで行くからついてきてだって」
フワフワと浮かぶヘルシーを僕は追う。その後ろをヒョロガリが付いてくる。
「それと、金額を教えてくれだとさ」
「ふんっ。800万チルだ」
めっちゃ高いなぁ……。
『吹っ掛けないでくれと言ってください』
あ、そういう感じね。
「吹っ掛けないでだってさ」
「…………450万チル。これ以上はまけられん!」
このヒョロガリぼったくろうとしてたのね。ひどい奴だ。
とその時、先ほどから空気になっていたきんさんが僕の前に出て言った。
『なんかじれったくないか?』
「そうは言うけど、見えないし仕方ないんじゃない?」
「おい!何を言っている?」
神経質なヒョロガリが怒ってしまった。
オタクポイントプラスだな。
「ええっと、関係ない話だから。気にしないで?」
『やっぱじれったいな。こういうの我は見ておれん!』
「ええ?きんさんなにやるの?」
「きんさんって誰だ?」
きんさんはおもむろにヘルシーの頭を掴んだ。
『ええっと、どうしたのでヒョエエエェエェェェェ』
お、おお!?
掴まれたヘルシーから青い稲妻が出て、薄暗くなり始めた辺りを照らした。
ヘルシーがいきなり奇声をあげて、僕も思わずビクッとしてしまった。
ヒョロガリが怪訝そうな顔でこちらを向いている。
だがその視線はすぐに別の方に向けられた。そのままヒョロガリが声を裏返らせながら言った。
「お、おお、おお、お、おまえ、あ、あなたがヘ、ヘ、ヘルシー……様ですね」
『おお、見えているのか!?』
いざお化けが見えるとなってビビっているヒョロガリとは対照的に、ヘルシーは驚いたようにそれでいて嬉しそうに笑みを浮かべていた。
「きんさん何やったの?」
『ヘルシーが可視化できるレベルになるまで霊力を注いでやった』
「そっすか……」
なんだかんだ言うけど、きんさんはヘルシーよりも格上なのだろう。
「あれ?でもなんで僕は見えてるの?」
『それは我とつながる事によって霊感的な物が目覚めたのだろう。なんだったら今度、霊力について教えてやろうか?』
「…………なんかよくわかんないけど、時間があるときね」
きんさんと喋る僕をヒョロガリは、やはり怪訝そうな顔で見ていた。
きんさんは見えないようだ。というよりきんさんを見るには許可がいるとか言っていた。見せないと言った方がいいだろう。
そんなこんなで、屋敷に入る。
入口で執事のビターが一礼していた。廊下の角には、フルーティとその足にしがみつくスゥちゃんがの姿があり、フルーティは軽く会釈した。僕も同じように頭を下げて、スゥちゃんに手を振った。スゥちゃんもフルーティの足に隠れながらも小さな手を振り返してくれた。
かわいい。
おっと、ロリコンじゃないですよ!
「それで、金庫と言うのはどこだ?」
『はい、あちらでございます』
ヘルシーが屋敷を進んで行くと、書斎がありその奥にダイヤル式の扉が壁にあった。
念動力でダイヤルを回そうとするヘルシーだが、どうしても動かなくて四苦八苦している。ヒョロガリはカツカツと靴を地面に打ち付け不機嫌そうだ。
しばらくすると、ヘルシーは諦めたようでヒョロガリに言った。
『ダイヤルは左から2259です』
「…………」
ヒョロガリがカチカチと小気味いい音を立てながらダイヤルを回すと扉が開いた。
中はちょっとした物置小屋くらいの大きさで、お金の入った酒樽が積まれて所せましと置かれていた。
1枚1万チルの金貨で詰まった酒樽が大量だ。
ヘルシーは相当な大金持ちだったらしい。
と、そんな金庫の中にヒョロガリが走って入っていった。
「ヒャッハー!これで俺も大金持ちだ!これだけあれば一生遊んで暮らせるぞ!ハッハー!」
ヒョロガリは両脇に酒樽を抱えている薬でもキメたのかと思うほどハイテンションだ。
だがその姿は金に目がくらんだ強盗だ。
さすがのヘルシーも面白くなさそうな、申し訳なさそうな顔をしている。
『あのヒョロガリ様。450万チルです。全ては渡しませんよ』
「何を言うんだ。お前は既に死んでいるだろう。遺産は見つけた人の物だ。俺がいただいていく!」
『いえ、私はまだ生きているので譲れません。そこの端にある子樽が500万チルです。迷惑料も含めてそれを持っていってください。代わりに権利書を渡してください』
「嫌だね。お前は霊となっている。既に死んだ身だ。なんの権利もありはしない!」
ヘルシーは、ヒョロガリのあまりの小悪党ぶりに若干引いている僕の方を向いた。
『アキラ様も冒険者として、何とか言ってくださいませんか?』
そういうやり取りは僕に関与せずにやってほしいものだ。
とはいえ乗り掛かった舟だ。ヘルシーのことは助けてやろう。
「ヒョロガリもその辺にしとけ。お前はオタクだ。僕が保証する。だから結局、家に引きこもるし金なんて要らないだろう。それに、ヘルシーが霊とは言え他人の財産なんだ。流石に衛兵さん飛んできちゃうよ?」
ヒョロガリはそれでも引き下がらなかった。ニヤリと笑みを浮かべている。
「それなら、アキラ。お前も共犯者にならないか?俺とお前で半額ずつだ。それでも余裕で遊んで暮らせる額だ」
「え!?ええと、どうしようかなぁ……」
思えばそうだ。これだけの金があれば遊んで暮らせる。元の引きこもりに戻ることが出来るし、冒険者なんてやらなくて済む。
でも、死んでいるとはいえヘルシーの金だし……。
僕が決めかねて視線を彷徨わせた。
ヘルシーは冷静だがその表情に若干怒気が混じり始めている。
ヒョロガリの視線は金貨に釘付け。金の事しか頭になさそう。
きんさんは……話に飽きて部屋の調度品を見ていた。
更に視線を巡らせると部屋のドアから心配そうに覗くスゥちゃんが見えた……。
「そういうのは、犯罪だぞ!」
迷わず叫んでいた。
僕はロリコンかもしれない。
「裏切るのか!?」
「裏切るも何も、元からヘルシーの金だろう。それを取っちゃあ泥棒じゃんか!」
『そういうことです。50万チルも色を付けるんです。それで勘弁してください』
「い、嫌だ!」
「あっ……」
ヒョロガリは叫ぶと大きい方の酒樽を一つ抱えて走り始めた。酒樽は重いはずなのにヒョロガリは素早い。ガリガリのくせにすごい筋肉である。
『忠告はした。やめろと…………言ったよなあ!』
ヘルシーが怒りに表情を染めあげて叫んだ。あまりの迫力に覗いていたルゥちゃんは首を引っ込めた。その瞬間にバタンとドアが閉まった。
「な、なんだこれは!あ、開けろ!」
ヒョロガリはドアを開けようと押すが、ドアはびくともしない。
「は、犯罪だぞ!そういうことは犯罪なんぞ!」
『それは……テメェだろうがあああ!!』
空中に浮かんだコインが見え……ズドンッ。
床に大穴が開いた。
超電磁砲みたいに発射されたのだ。
でもそうかぁ。力を与えたはずのきんさんより強くなってしまったか。きんさん……哀れなり……。
「ヒッ、ヒィィィ……」
コインは外して撃ったようで、ヒョロガリには当たってない。だがその威力は見ての通りだ。
ヒョロガリもガクガクと生まれたての小鹿になっている。
かくいう僕も、怒らせてはいけないランキング堂々の1位にヘルシーがランクインした。
そこでヘルシーはふと笑顔になった。だが、目は座ってらっしゃる。
床を破壊した直後にその笑顔は怖すぎる。
『それでは仲良く交渉をしましょう』
「は、は、は、はいっ……」
ヒョロガリも正座に切り替えると、背筋を伸ばして元気の良い返事をした。
ヘルシーは金貨入りの酒樽を念動力で金庫に戻した。
これで話が出来そうだ。
ともあれ、スゥちゃん。僕を踏みとどまらせてくれてありがとう。今なら愛を誓えるよ!
僕、ロリコンだったみたいです!