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火曜日
「いつもぼくの授業で寝るね、上條くん。」
ある高校の二年B組の教室、数学教師が授業で眠る生徒の机を叩いた。
「ああ、ごめん…」
注意された生徒は目を揉めながら小さい声で言った。
多分いつものことでしょ、教師はそれ以上何も言わなかった。実際、3秒後、チャイムが鳴りました。
その男子生徒は突然目が覚めたようで、鞄を持ち、迅速に教室から退出した。
彼の名は上條すすむ、趣味はボクシング。いま彼はまさに練習へ行くどころです。
小走りはちょっとウォーミングアップ出来るので、彼はいつもそうやってジムへ行くのだ。
交差点で信号を待つ上條すすむは、赤いボールがゴロゴロとゼブラの上でゆっくり止まってるのを見た。どこから来たのと思ううちに、ひとりの女の子がボールを追って来た。そのとき、一台の車が速いスピードで女の子の方向へ向かって走って来た。危ないっと叫び出す前に、悲劇が起こった。上條すすむがぼっと佇むだけで、一時的に思考を奪われた。
ジムに到着しても、さきのシーンは頭から解けなかった上條すすむは練習相手のパンチを何発くらった。