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ループ  作者: Sugarei
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月曜日

月曜日

 

 彼の名前は多田めぐる。実際、もう10年働いたが、外見から大学生ふうに見えるのはそのキノコの髪型とその誤魔化す易い若い顔のお陰です。

 この人は誰といる時、9割の時間は沈黙のまま、問われると答えるだけ、いつもポカーフェイスのままですが、ひとりになったら、豊かな表情や感情をすべて解放し、いつでも脳内戦争できるように本当の自分に戻れるそうです。

 多田めぐるは恋人がなく、ひとりで小さな我が家に住んでいます。

 この男は会社の食堂を利用せず、自炊を貫きます。朝ごはんは早めに取って、用意した弁当を毎日会社に持って行きます。

 今日は月曜日、普通の通勤日です。多田めぐるは満員電車を乗って帰宅中です。彼は人と積極的に関われようとしないが、人を極力避けることもしないのです。彼は回りのことを観察します、別に何をするためじゃなく、ただ見ているだけです。

 電車の中の人達はそれぞれ違う行動を取っているのです。隣の人と喋るひと、電話をする人、仮眠を取る人、音楽などを聴く人、自分の足を見つめる人、窓の外を見ながら切ない顔をする人…その中に、多田めぐるをずっと見つめている人がいます。それは頭を左右に揺れながら、目をずっと彼から離さなかった男の子でした。実は多田めぐるも特に気付いたのですが、別にこともだし、悪意も感じないので、普通にスールするつもりだった。それなのに、30分が経ても、あの子は全然視線を逸らさなかった。多田めぐるは別に気にしていないのですが、その子に一瞥した。多田めぐると視線が合っても、逸らさなかった。見た目は大人しい子でした、大きな目は力強く多田めぐるを見つめた。多田めぐるの方が先に目を逸らした。

 いつものようにバランスをよく取る夕食を済まし、一時間を休んでから、筋トレを始めた。体型に執着がないが、筋トレはちゃんとします、いつか頼りになるかもしれないと多田めぐるはそう思った。

 寝る前に、電車の中のことものイメージが突然多田めぐるの頭に掠ったが、それも零点何秒の時間で、すぐきれいに消えた。

 目を覚めると、疲労感はぜんぜんとられてないとは多田めぐるにとって初めての経験でした、彼はいつもいい睡眠をとってるだから。

 朝食を済まし、弁当の用意もできた多田めぐるは会社へ向かえた。

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