3-1小さな空母が持つ意味
3-1小さな空母が持つ意味
よく、"いずも"は空母としては小さ過ぎるのでどうせならもっと大きな空母を新造しようと言った声を聴くが、私はそうは思わない
寧ろいずもクラスこそが日本防衛に於ける最適解だとさえ考える
その理由は3つ
1.主戦場は日本海
対中国を考える場合、その主戦場は日本海になる可能性が高い
何故なら、そもそも列島線防衛機構自体が中国の太平洋進出阻止とシナ海封じ込めに有るからだ
日本としてはシーレーン確保の為にも中国の太平洋進出阻止は至上命題であり、結果としてもし日中間で紛争が起こるとすれば、相手が大陸側から来る以上その戦場は必然的に日本海と東シナ海の日本近傍となるだろう
この様な狭い範囲での作戦行動に於いて、大型の空母は取り回しが悪く無駄が多い
2.日本列島はとても細長い
地図を見れば判るが日本列島は南北に細長く、その全域をカバーしようとすると複数の艦隊を必要とする事になり、艦隊の規模が大きくなればなる程その運用コストは莫大なものになってゆく
3.作戦領域は日本近海
艦載機を多く搭載した大型の空母が必要とされる理由は、その攻撃力自体もさることながら本国から遠く離れた支援の届き難い場所での作戦行動に於いては可能な限りの事態に対応出来る万能性を確保する必要が有る為だ
逆に言えば本土近海での作戦行動を前提とする場合は比較的艦載機の少ない小型の空母でも対応可能なのである
特にその主任務が攻撃行動では無く早期警戒や巡視を目的とした場合には大型の空母を少数運用するよりも、寧ろ小回りの効く小型の空母を多数運用した方が効率が良く、細長く日本海から東シナ海まで接している日本の実情に合至している
無論これら以外にも様々な要因はあるが、概ね上記の様な理由で大型空母よりも小型空母の方が現在の日本の実情的により良い選択であると考えられる




