4-4D型以降の可能性
今まで3章に渡ってF35に付いて色々書いて来た訳ですが、この章の締め括りとして今後追加されると思われるF35のバリエーションを予想してみようと思います
先ず一つ目は、F35Jでしょう
現状F35Bは未だ運用に迄漕ぎ着けていませんが、この機体を運用する上でやはりその航続距離と対空時間は後々問題になる様な気がします
一方で地上戦力との連携は艦隊ネットワークに任せられるので、その改修項目は主にハードウエアに集約される事になるでしょう
具体的には武装を最低限の物にする代わりに積載燃料を増やす事になると思われます
が、この様なピーキーな改修は日本独自の運用に適合させる為のものなので、他国では受け入れられずに日本独自の機体として"J"の型式が付与されるのではないかと思います
次に来るのはJ型の汎用型です
これはA型をベースにソフトウエアを地対空/艦ミサイルに対応させたもので、F35自体の改修は最低限で済むものの付随する地対艦ミサイル等の開発がネックになると思われます
ただ、地対艦ミサイルの原形は既に日本にあるので、日米間の調整如何によっては比較的早期に実現するかもしれません
最後はJ型のSTOLタイプです
STOLなのでF35Cが機体のベースとなり、これのソフトウエアを地対空/艦ミサイルに対応させた物になると思われます
因みに、一般ではC型は艦上運用用と言われていますが、私は少し異なるのではないかと考えています
理由は、通常の戦闘機と艦上運用型では要求される要素のプライオリティや仕様が異なるからです
しかしF35はそのバリエーションの中で通常型とVTOL型、艦上型が混在しており、
些かちぐはぐな印象を受けました
そして、この問題を考えた末にたどり着いた結論が、通常型、VTOL型、STOL型というものでした
要はF35Cとは艦上運用出来る程のSTOL性能を持ったバリエーション機を艦上機に改修して運用しているというものです
何を言ってい(ry
前の章でF35Cを艦上機ではなくSTOL型と説明したのはこの為で、おそらくこの考えは当たらずとも遠からずだと思います
何れにせよ、基本となるA型が陸上での運用を前提にしている以上、C型をベースにして陸上運用型のSTOL機を作るのは可能であると思うので、このバリエーションは実現の可能性は高いと思います
何故なら、小さめな島に有る小規模な空港での運用型可能になるからです
そしてこれは、アメリカの有する海外領土や場合によっては台湾や南シナ海の諸島環国家の対中防衛に極めて有効であると思えます
特にネットワークを地対空/艦ミサイルに限定し、システム等を簡易化したモンキーモデルは運用面でも政治的な意味合いとしても中国を牽制し南シナ海の情勢を安定化させるのに有効であると言えるのではないでしょうか?