4-1F35BはF35シリーズで最弱
マジです
単機の戦闘能力で比較した場合、F35Bはシリーズ中最弱です
これには訳があります
それはF35BがVTOLだからです
では何故、VTOLだと最弱になるのでしょうか?
それは最大離陸重量が最小になるからです
これに加えてB型は機体内部にリフトファンを内蔵しています
これによりペイロードが更に低下しているのも問題でしょう
まあ、F35はステルス能力を維持する為に基本機外装備は搭載しないので問題は軽微であるという考え方もあるのですが、リフトファンによる機内容積の減少やビーストモードのオミット等、単機性能で比較した場合やはり火力不足は否めません
尤も日本の場合は運用目的が索敵、観測と思われる為、この点は特段問題とはならないと思われます
ただし対潜ヘリの護衛任務等の場合はやはり滞空時間等に疑問が残ります
この点は追い追い運用状況に対応しながら擦り合わせるのかな?
何方にせよ"いずも"クラスの小型空母ではVTOL以外の選択肢が無いのも事実
そう割り切ってしまえばF35Bは現状ベストでは無くともベターな選択と言えるでしょう
因みに余談ですが私の考えるシリーズ分けはこんな感じ
F35A
F35のベースバージョン
最もバランスが取れたスタンダードな機体
F35B
F35のVTOLバージョン
F35のステルス性や高度なアビオニクス等の基本性能を維持したままVTOL性能を付加した機体
その代償として最大離陸重量が減少して単機あたりの攻撃性能が落ちてる
機内燃料も減っていると思われるので航続距離も減ってそう
日本の運用的にこれはマズそうなので将来的には最低限の自衛能力しかない代わりに航続距離を伸ばしたF35Jなんてのが出て来るかもしれない
F35C
F35のSTOLバージョン
空母で運用する為にSTOL性能を付加したバージョン
最大離陸重量を維持する為に主翼が大きくなってしまったので他のバージョンに比べてステルス性能は落ちていると思われる
又、それでも最大離陸重量はA型に比べて減少しているはず
要は最大離陸重量とステルス性能の低下と引き換えに艦上運用能力を獲得した機体
これが一番難産だったのはVTOLとして割り切ったB型に比べて、STOL化する際に最大離陸重量とステルス性能のトレードオフで揉めたと予想
まあ、それ以外にも色々とあるんでしょうが大体こんな感じかな?
特にC型は運用的に一番マルチロールな事が求められていそうなので他にも何か削られてるかもしれないけど、此処では本題からズレるので扱いません
次回はそんな最弱バリエーションで大丈夫か?というお話です