登場人物紹介《初まりの者たち編》
本日三度目の投稿です。よく考えたらこれ、初見さんにとってはネタバレが十二分に含まれてますね(笑)小説を後書きから読む悪癖を持つ方なら問題ないと思いますが(笑)…貴志祐介さんの後書きのパクリました。すみません。
《初まりの者たち》
創造主が作った初めの世界の住人にして、現世界の秩序を影で守る六人の総称。原初の世界における神器戦争にて、七つの大罪どもとそれぞれ因縁を持つ。アキラのように転生している者、寿命で死せずその姿を変えない者、魂の形を変えた者など様々だが、現在半マテリアル界に全員集結している。
それぞれ魔力は実体を持つ生物の中では最高峰であり、選ばれた神器を持つ。覚醒の度合いにもよるが、初まりの者たち特有のオリジナルの合体魔法を使用出来る。また同じく覚醒の度合いにもよるが、その神器の特性や魔力の高さから、属性魔法最上位の『浄化』もデフォルトで使える。ぶっちゃけチート集団。
・カイム
『属性』水
『装備』マナの壷(壷型神器)
『所属』護国騎士団・初まりの者たち
『役職』後衛魔術師団第四部隊長
『種族』エルフ
『通称』金色の守人
『召喚獣』バハムート
初まりの者たちの一人にして、原初の世界から転生していない者の一人。よって正確な年齢は不詳。現種族はエルフであるが、原初の世界が人間と亜人の区別がさほどなかったため、もともとの型は不明。金色の守人とは、上位の神々から、幾多の神器の守護を任命された一族の総称で、勿論現在はカイムしかいない。ゴールデン・スランバーとはビー○ルズの曲名で黄金のまどろみの意味だが、これはこの一族が有事の際はまどろむ事も許されないほどの守護っぷりから、まどろむことの出来る貴重な時間=黄金のまどろみとされた。作者がビー○ルズや仙台を舞台にした某小説(映画)からインスピレーションを受けたか否かはあえて黙秘しておく。
キュートスでアキラが騎士団に入団した際、最初に話しかけた人物。初めは涼宮なんとかの憂鬱の○泉のように微笑を絶やさない好人物であったが、後々実は力を隠していて、その行動に様々な思惑がある節がある。ミステリアス、考えが読めないとも言える人物。ココの弔い合戦の際、彼女に対する言葉の端々から、意外に仲間思いな顔も覗かせる。一時期観察という理由でグレンの部隊の副官を務めていたが、四章にて後衛魔術師団第四部隊長に就任していたことが発覚。
普段は後衛に務めている為詳細な戦闘スタイルは不明だが、属性魔法が主要であることがウラヴェリア編で窺える。水属性の特性で、水に関する物を操作出来ることは明確だが、神器・マナの壷と高い魔力で様々な流動体を使役し、山中で津波を起こすことも可能。召喚獣バハムートを得た経緯に関しては、閑話魚釣りを参照。
容姿は長身で、エルフ族にもれなく容姿端麗。金髪で短髪とまではいかないが短め。
・グレン
『属性』火
『装備』レーヴァテイン(長剣)
『所属』南西の村~護国騎士団・初まりの者たち
『役職』前衛魔術師団第二部隊長
『種族』エルフ
『通称』煉獄育ち
『召喚獣』不死鳥
『前世』グレン=エグソダス
初まりの者たちの一人で、アキラと同じく転生者。ココがウラヴェリアによって殺害された際に覚醒、神剣レーヴァテインもこの時実体化させる。元はココと同じくキュートス国の南西の外れにある村の出身だが、二十歳になった時に志願して護国騎士団に入団する。
カイムと共に騎士団内で初めてアキラと仲良くなった一人。ナンパで女好きな性格。アキラとは悪友のような関係で、いつも一緒にいる。若干好戦的で明るい性格。アキラとともにハメを外すことも多々あるが、実は頭の回転も速い。やや直情型。ココの事を妹のように思っており、現に原初の世界では兄妹だった。神器戦争の際にヘブンズ・ゲートの気配を嗅ぎ付けたマモン、ベヒモスの襲撃により、妹ココル、ノア=キーランスを目の前で亡くしている。原初では、中流よりやや上のエグソダス家の長男に生まれる。煉獄育ちの二つ名は、グレン=エグソダス時代はその名の通り、煉獄にて生を受け、その業火を玩具のようにして育ってきた為。よって火属性の耐性は極めて強い。
戦闘スタイルは火属性による広範囲攻撃。レーヴァテインは主に魔力行使の触媒として使用しており、斬撃に使うことはアキラよりは少ない。そのレーヴァテインを使い、ウラヴェリア編でアキラ、カイム、シーリカと四人でオリジナル合体魔法にして火属性最上級魔法の一つ、『聖なる十字架』を発動させている。ココが死亡した際、そのショックと怒りからアキラと同等の魔力爆発を起こしている。ダービー曰く、暴走すればクトゥルー神話の最上位神性の一人、クトゥグアをも呼び出せる器。
容姿は肩口まで伸ばした金髪に、カイムと似た背格好。穏やかな印象を持つカイムに比べ、やや勝気な表情。整った顔立ちをしているが、普段の言動から三枚目の印象が強い。
・シーリカ
『属性』風
『装備』五火七禽扇(鉄扇)
『所属』護国騎士団・初まりの者たち
『役職』後衛魔術師団第二部隊長
『種族』エルフ
『通称』隠者
『召喚獣』???
初まりの者たちの一人で、カイムと同じく転生せずに現世まで生きながらえている。アキラとは、バリアスの攻防戦にて初対面。隠者とは原初ではまだその二つ名はついておらず、初まりの者たちの一人として様々な世界で影から干渉していた過去からつけられた呼称。
気立てが良く姉御肌で、面倒見がいい。お転婆なところがタマに傷だが、その性格から交友関係は広く、騎士団内でも信頼は厚い。寡黙な副官で水属性のガロンと一緒にいることが多かったが、アキラ達が関ると途端に振り回される苦労人。普段は冷静な部類だが、戦場で特別な仲間がピンチになったりトラブルになると、感情を露にすることも見られた。恐らくアキラ達の影響だと思われる。ちなみに彼氏持ち。転生していない為かカイムと並んで原初に関する思索が多く、本来は経歴から表舞台に立つことすら拒んでいた節があるが、アキラやグレンの覚醒など状況がそれまでと一変し、覚悟を決める。
戦闘スタイルは所属する魔術師団から後援が多いが、本来は五火七禽扇による鎌鼬や衝撃波、気圧変化による遠隔攻撃から、鉄扇の破壊力を活かした近接物理攻撃など多彩。召喚獣に関してはいまのところ不明。
容姿はモデル体型で、背中まで伸ばした金髪。年上のお姉さん系の綺麗め。イメージは某女性ファッション誌の専属モデル。
・ガラム
『属性』氷
『装備』ゲイボルグ(槍)
『所属』護国騎士団・初まりの者たち
『役職』前衛魔術師団第一部隊長
『種族』エルフ
『通称』詭弁を論ずる者
『召喚獣』イタクァ
『前世』ガラム=ヘラクトドス
初まりの者たちの一人で、転生者。アキラ達がウラヴェリア討伐に任に就いていた時に別件で単独班でガラリオン山脈の赤竜討伐に向かって行った際、竜の宝物庫から実体化したままのゲイボルグに触れ、覚醒。
キュートスでも地位のある家出身なのかプライドが高くやけに選民思想が強い。常に上から目線。つうか完璧に○フォイ。初めはアキラを下等な種族と見下していたが、次々と功績を挙げられ内心は劣等感に似た焦燥感を抱いていた。反面精神的成長か性格かは不明だが、冷静に自分の実力と実情を正確に客観視でき、部下の為に頭を下げることくらいは出来るようになった。その際、認めてはいるが自分の戦闘経験の少なさを不甲斐無く感じ、精神が折れかけたことも。ツンデレ。
戦闘スタイルはの氷属性魔法を使ったアイスメイクが主だったが、その頃から槍を好んで作っていたようだ。現在は覚醒による魔力の増加とゲイボルグを入手したことと、氷、すなわち冷却のプロセスを科学的に理解(実はアキラがマテリアル界から持ち出した資料からの知識であるが、ガラムはそれを知らない)し体得しつつあるので、また違ったアプローチを模索している模様。
原初では原初の世界きっての名家、ヘラクトドス公爵家の次男として生を受け、同世代のノア達とも交流を持っていたが、ほとんど傍観組だったようだ。神器戦争の際は家柄上戦場から離されて擁護されていたため、ノア達に何があったか知らない内に戦争が終結していた。そして戦争の起因が当時のヘラクトドス家の当主である父が七つの大罪どもの一角、『色欲』のアスモデウス、ベルフェゴールに唆されたものと知り、『色欲』の二人に激しい憎悪を持つ。ヘラクトドス家はその後没落。ガラム自身がどうなったかは不明。
容姿はオールバックかと思いきや、現在はマッシュルームカットにイメチェンしたとか。常に不敵な笑みを浮かべているが、少し煽られると人相が変わるほど険を帯びる。イメージは勿論○フォイ。
・地獄をもたらす者
『属性』闇
『装備』地獄をもたらす者(腕輪)
『所属』初まりの者たち
『通称』死霊の女王
『前世』ヘラ
『召喚獣』???
初まりの者たちの一人だが、神器戦争後に己の魂を神器たる腕輪に封印。現在唯一初まりの者たちのコミュニティに参加していない。アキラのマテリアル界での知人、黒城白夜の装備品として暗躍している。
実体化して白夜の傍らにいることが多く、その姿は彼女の幼少時…ヘラの成長した姿である。妖艶で蟲惑的な笑みを浮かべ、主として選んだ人間に対しては絶対的服従を誓う。原初から現世にいたるまでの間ダービーと何かあったようだが、詳細は不明。一方的に憎んでいるようにも見られる。
能力は闇に属した物を自在に操作でき、その支配力はヘラ時代でさえ下級悪魔相手にも及ぶ。現在は主、黒城白夜に数々の装備品を与えている。
容姿は腕輪としては赤と黒が基調の、天国への扉と対を為すよく似た装飾。ダービーの水晶にあたる部位には、ルビーが埋め込まれている。実体化した際は、腰まで伸びた黒髪に、黒のイブニングドレス。色白で、黒曜石のような瞳が特徴。イメージは漫画ぬらり○ょんの○の羽○狐。
・黒城白夜
『属性』闇
『装備』地獄をもたらす者(腕輪)・魂喰い(片手剣)・罪人の剣(蛇腹剣)・漆黒の天使(鎧)
『所属』初まりの者たち(?)
『種族』人間
元は日本人で、幼少時は劣悪な家庭環境で育つ。目の前で両親の心中を見せ付けられ、施設に預けられる。思春期に同じ施設で出会った少女に影響を受け、施設を脱走。その後、その少女の父親に鍛えられ、内戦が続く某国のレジスタンスの筆頭として国を挙げて危険視されていた。ちなみにアキラとは、アキラの妹が生まれる際に母方の実家がある白夜の故郷にアキラが訪れ、交友関係を築く。
敵にアジトを発見され、目の前で子供達が蹂躙されて自身も死の淵に立たされた時に、昔白夜の腕の中で死んでいった女の子からの形見につけていた腕輪が白夜の無念や怒りの思念を受け、腕輪の主に選ばれる。その後はレジスタンスを抜けながらも、影ながら革命の為手を汚していた。
半マテリアル界に渡った後、ギラン領ウラヴェリア伯爵家の世話になり、キュートス側との対戦時はアキラに正体を明かして精神的揺さ振りをかけることに成功し、圧倒。魔道爆発後にマドラの隙を突き致命傷を負わせるも、そのタフネスを侮り頭部に一撃を喰らい、昏倒。その後行方不明。本来は優しい性格をしていたが、家庭環境と生い立ちから心の奥底に封印されているが、タマにちらりと甘さが出ることがある。
戦闘スタイルは漆黒の天使による遠隔攻撃の無効化及び、両手の剣による中距離、近接物理攻撃。魂喰いは初めはただの片手剣だが、敵を斬り血を吸うことにより魔力増加。刃が伸び、切れ味が増していく。これは魔力が血液に乗り身体を巡るという概念から。罪人の剣は蛇腹状で、その節一つ一つに鋭利な刃と棘がついている。この棘で敵の創傷を広げ、組織を破壊して死に至らしめる。
容姿は襟足を伸ばした黒髪の長身。肌はやや褐色気味。パーツは整っているが酷く冷たい眼光を放っている。イメージはPCゲーム聖○るかなの暁○。武器は完全にB○STARD!!のオマージュ(つうかこれは丸パクry)。
・ココ
『属性』火
『装備』???
『所属』南西の村~護国騎士団・初まりの者たち(?)
『役職』後衛魔術師団第三部隊副官
『種族』エルフ
『通称』鍵
『前世』ココル=エグソダス
原初の世界でのグレンの妹という前世を持ち、半マテリアル界でもグレンの幼馴染。ウラヴェリア討伐戦で、ウラヴェリアからアキラを庇い胸を貫かれ、それが致命傷をなりアキラの腕の中で死亡。アキラ、グレンが覚醒する為の要因となることが宿命付けられた人物。原初でも神器戦争の際、まだ幼いココルは皆の逃走についていく身体能力がなく、瓦礫の下敷きになって死亡。グレンとノアはそれを救出しようとするもその間にマモン、ベヒモスに追いつかれ、ノアは直後攻撃を受け死亡している。
気弱ではっきりしない性格だが、バリアス攻防戦後のアキラの緑竜討伐の際にアキラの才能に驚愕し、次第にその姿勢に目を奪われアキラに恋愛感情を抱く。その後アキラと肩を並べられるようになる為に必死に修行し、アキラの部隊の副官に任命されるほどに成長する。引っ込み思案な性格が災いし、想いを告げるのは死の間際であった。シーリカと共に、よく城下に足を運んでいたエリーとの交流もあった模様。
戦闘スタイルは火の属性魔法が主だったらしいが、アキラ曰くここでも性格が災いし、攻撃はイマイチ。しかしアキラの部隊に入ってからは後援としてメキメキ頭角を現した。明確な戦闘描写はないが、ウラヴェリア編の食屍鬼に囲まれた際のグレンの発言から、徒手空拳もある程度使えると思われる。
容姿はエルフの割に背が低く、年下のエリーと同程度。ショートカットでつぶらな瞳。シーリカと並び、アキラがその容姿を作戦に組み込む程の可愛らしさ。イメージはNAR○TOの日向ヒ○タ。
なんとか日付変わる前に間に合ったー。なにやら実際作中に出てない設定まで書いてしまったみたいですが、気にしないでください(笑)
容姿に関しては今までほとんど明確な描写はしていませんでしたが、あくまで私のイメージです。読者さんのイメージもあるとは思いますが、違ってた、イメージが崩れた等ありましたらすみません…。