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第4節 試験当日

試験当日になった。エリザも俺も良く寝れたので良かった。


俺は兵士と魔導士部門両方を選択していた。俺と同じようで剣にも魔法にも自信ある人達も大勢参加していた。


前もいったがエリザは勇者なのでなにも文句なしで合格であった。まあ勇者という時点で国を守るんだから国に属しててもおかしくはない。


俺とエリザは城につくとそこで別れた。俺は受験票と身分証明書を提示して本人確認をしたのであった。


「さてと。いよいよだな。」


兵士部門試験内容は対人戦である。木剣を用いてお互い戦うのだが判定は降参するか、闘技場に設置されている闘技台から出たら負けということである。


木剣でも手を抜かないと俺は人を粉々にしてしまうかもしれない。どのくらいの力でいったらいいかちょっと迷っていたのであった。


まあ兄に手加減したくらいでちょうどいいかと思ったのであった。


いよいよ試験が始まり俺の番となった。対戦相手は癖のありそうな大剣使いだ。大剣なら当たった時の威力はかなりのものだが、どうということはない。起動はいたって単純


振り下ろすか薙ぎ払うかの2択であった。まあレイピアのように多彩な攻撃が来ても俺にはすぐ読めるけれどもまあ単純な相手であることはわかる。


試合が始まった。「はじめ!」の合図で俺は普段使い慣れている剣の大きさの木剣で戦った。


やはり読みどおり振り下ろすか薙ぎ払うかの2択であった。しかし、異様に剣激が早い対戦相手相当筋肉を鍛えてるとみてもいいだろう。


細かい動作で大剣の短所をカバーしている。俺は相手の剣の癖を読みながら戦っていた。そうしないと骨までおってしまいそうになったからである。


そろそろ頃合いと思い、俺は対戦相手の木剣をおり、1撃でするどい斬撃をはなち場外へと押し出したのであった。


場外にはじき出された対戦相手は気絶をしていた。俺は相手が無事であることを確認して安堵していたのであった。


さてなんだかんだで順調に試験も終えた。審査基準は審査員によるきょうぎであった。数名の者が選ばれ晴れてエリートの兵士になれるのであった。簡単に言えば騎士である。


俺はその中に選ばれて難なく兵士部門を終えたのであった。


「さてと、次は魔導士部門だ魔法も手加減しないとな。どんな試験内容なんだろ?」


兵士部門と並行して魔導士部門も行われていたが、兵士と魔導士部門を両方受験する者もいたので、そのまま俺は魔導士部門の方へと案内されたのであった。


いよいよ魔導士部門の試験開始だ。受験番号を呼ばれた俺は魔法陣の中にいた。それは魔力量を測定するものであった。俺は魔法陣に魔力を込めるように言われたのであった。


しかし、俺が軽く魔力を注ぎ込むと測定器が壊れてしまったのであった。周りの試験官は驚いていた。


そりゃそうだろ。俺の魔力はほぼ無限に近いのだから測定器が壊れてもおかしくない。次の試験である。的に魔法をぶつけて威力を測定するものであった。


俺はこの測定も手加減をして魔法をはなったがこれも試験官の予想外で壁事壊してしまったのであった。


俺はやってしまったかな?という思いであったが、試験は合格文句なしだそうだ。試験官は逸材をみつけたと思い、俺を魔導騎士にしたいと推薦したのであった。


魔導騎士とは剣と魔法を両方使えるエリート中のエリートしかなれないのだが、しかし、ここで不思議に思っていた試験官もいるスキルレベル0という点である。


そりゃそうだ。スキルレベル0という時点で怪しむのは当然である。


でも前例にないが例外として認めてもらえたのであった。


俺が魔導騎士になったって聞けば実家も悔しがるだろう。俺の心は少し心が軽くなっていた。


こうして試験も終わり俺は晴れてこの国の騎士として国王に使えることができたのであった。前世では王であったが、転生の女神様のいうように国を救うという目的は


達成できそうだ。


「エルおめでと!」


突然であったエリザが俺に飛びついてきたのであった。その勢いで俺は倒れエリザの胸が当たっていたのであった。


「おい!いきなり危ないだろエリザ!それに胸が当たってる!」


「胸が当たったくらいで別に減るもんじゃないんだからいいじゃない。それよりもおめでとうこれで堂々としていられるね!」


「まあこれで俺はエリザの部下っていうことになるな。」


「部下?なにそれ聞いてないよ?」


「お前聞いてなかったのかよ。試験の時に騎士になったり、魔導士になったりしたら勇者の側近になれるってしかも魔導騎士になったら側近中の側近になれるんだぞ。」


「ああ、国王様私と呼んだときにそんなこと言ってた気がする。」


「聞いてなかったのかよ。大事なことなんだからしっかり覚えておけよ。」


こうして無事試験は終わったのであった。



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