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第3節 試験前日

村のいっけんもあったけれども俺たちは順調に王都まで足を進めていた。二人旅だけあって楽しい旅になっていた。


いまさらだが貴族ともなれば護衛をつけてくれるものであるが、俺の親は兄を優遇するだけあって護衛をつける金がもったいないと言ってきたのであった。


エリザは自分から護衛をつけられることに抵抗感があり、強引に家を出てきたそうである。


でもまあ俺がいる時点で護衛はいらないだろう。エリザには危険が及ばないように俺の周囲には索敵魔法を張り巡らせている。


今のところは危険はなさそうだ無害なモンスターが複数検知できるが全く問題にならない。これなら安心して王都までいけそうだ。


俺は足取りを軽くしてエリザと二人で楽しく旅をしたのであった。


やがて王都につくと俺たちは宿をとることになった。明日は試験当日である。俺は自分の実力を知ってはいるがちょっと緊張してしまっているのは隠し切れない。


そのときであったエリザが俺の部屋に訪れたのであった。もうおそいのになんのようだろうとおもい、扉をあけたのであった。


「エル今大丈夫?」


「うん。大丈夫だよ?エリザこそこんな夜遅くに何しに来たの?」


「明日の試験のことで緊張してるんじゃないか?って思って心配で来てみたの。」


「ああそれなら大丈夫だよ。エリザも俺の実力は知ってるだろ?大丈夫余裕で合格できるよ。」


「あ・・・うん。実力はわかるんだけど、スキルレベル0っていうから格下に思われるんじゃないか?っておもって。」


「ああそれなら大丈夫。魔法が使えなくても剣術で力を見せればいいだけだから。どうとでもなるよ?過去に実際スキルレベルが低くても


魔法がすごかたり、剣術がすごかったりで合格する事例はたくさんあるから。大丈夫だよ。」


「まあそうよね。どの分野に特化してるかはスキルレベルは関係ないかもしれない。あ~あなんだか逆に私が心配しちゃったかも。」


「ううん。ありがと心配してくれて。エリザも明日あるんだし休んだ方がいいよ。」


「わかった。じゃあおやすみエル。」


「うん。おやすみエリザ。」


こうして俺たちは宿屋の部屋で明日の試験に向けて就寝したのであった。

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