第5節 守るべき者
こうして魔王はいなくなり、魔族もおとなしくなった。俺たちは魔族と争わないという協定を結んだのであった。
これでいくらか平和になったと思われる。魔族との戦争から各国もいろいろと仲良くなり、交流を深めているようだ。
しばらくは戦争のない世の中になってるといいと思う。魔族という敵をうしない今度は人間の間で戦争がおきるということはごめんだ。
しかし、俺はエリザやフェリスに刃を向けるものがいたら全力で守る。それに自分の手が届く範囲の人も守るつもりだ。
俺は前世では国王だったが兵士になってみえたものがある。それは国王だったときは国民を守らなくてはならないと思い、個別に守りたいという細かな部分までは気づけなかった。
それにくらべて1兵士となってみると自分の手の届く範囲で人を助けられるから細かく気がつく。
俺は程なくして魔王を倒したことから国王に勇者と並ぶ「英雄」の名をもらった。この世界でも英雄扱いされてるけど俺は国王になることはないであろう。
勇者や英雄はこの世界では称号としてあるだけで国王は血によって継承されていくものだからである。
このあと俺たちはどうしたかというと相変わらず兵士として訓練を重ねている。なにが起こるかわからないこの世界に、守るものがある限り油断はできない。
この世界に守るものがある限り俺たちは戦い続けていくだろ。




