表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界風土記〜諸国漫遊が仕事です〜  作者: 木桶 晴
1章 見知らぬ国と人々について
10/11

三目の脳内掲示板2(メモ)

 1日に2つの投稿になります。これは資料集みたいなものなので、丸暗記しなければ、というものではないです。一応これを読まずともわかるようにこれ以降を書くつもりなので、よろしくお願いします。これ以降のメモや掲示板も、読んだほうがわかりやすいもの程度に書こうと思います。

 午後一番に王様のところに連れて行かれ、その後に大司祭に城内を案内してもらった。ここにあることは、一度に覚えなくともそのうち覚えるはずなので、軽くメモをしておいて繰り返し読もう。紙とペンをもらえてよかった。ペン先をインクにつけるタイプのペンは使いづらい。

 以下は話のまとめ。



・城について


 よくある城。と言いたいけど、そこまで詳しくないので所感を記載。


1.中央にひときわ高く太い塔のようなものが立っている。

2.その円錐形の屋根が乗った円柱が上に、下はバカでかい箱型の建物で支えられている。

3.その箱の東西と北方向にも、それより背の低い箱がついている。

4.これらを囲むように窓付きの建物が、四角形を作ってぐるりと塔を取り囲んでいる。

5.南以外の三方には、中央のより細いが高さが同じくらいの尖塔が立っていて、それらは何やら屋根が平面になっているのでなんとも奇妙。

6.屋根の分、中央の塔のほうが高い。


 見たところ、明らかに要塞化が目的ではないため、やたら大きいのは多分権威を示すためだと思う。どっちかというと宮殿に近いかも。南側にも4本、他より低めの物見塔のようなものがあるが、ただの展望台になっているとのこと。祭事の際には使うらしい。



・城内について


(1)……中央の塔

王様や、王様の関連の人間が住んでいる。給仕とか王族とかそういう人たち。王の部屋からは街が一望できる……わけではなく、今の王が王座に着いたのはもっと幼い頃だったので、階段の上り下りで怪我をしないように下の方の部屋になっているから今は中庭が見えるくらいの高さこと。


(2)……(1)の下の箱型

王の広間があったり、客間やもっと王の側近とか大臣に近い王宮の上層部の人の仕事場がある。あと調理場。ここの調理場の料理はめちゃくちゃうまいようだが、大司祭でもいつでも食べられるわけではなく、機会がないと食べられないとのこと。


(3)……側面の箱型(組織については後述)

北は卜部(うらべ)団のスペース、西は騎士団のスペース、東は司祭団のスペース。実際のところは、書類仕事の多い司祭団くらいにしか満足に使われていないとのこと。他2つの組織は、上層部がちょっとした書類仕事をする以外は自分たちのスペースを使わない。騎士団に関しては、場合によっては王宮や司祭団が政敵になるような人物がいるため、組織内の摩擦を防ぐべく王宮を嫌わない人ですら、使用を避ける傾向にあるらしい。


(4)……外壁の如き建物

宿舎。基本的に王宮付きの使用人や近衛兵が暮らしていることが多い。家族持ちは外に住居があることがほとんどとのこと。なので独身寮。大司祭はお似合いの人がいるかもとか冗談めかして言っていたが、ろくな反応をされる気がしないので行きません。


(5)……外壁の真ん中に建っている3つの塔

三方向にある塔。この城に残された数少ない伝統的な城の要素らしい。伝統的に儀式魔法を行ったり、城に守りを施すための結界の生成を行うとのこと。現在では、伝統を重視する司祭団か、伝統的に複数の組織が関わる祭事の時くらいにしか使われない。



・組織について


 今回出てきたやつらだけ。

司祭団……

祭事とか宗教周りを色々やっているところ。福祉系や文化関連、地域興行に関わることが多い。

卜部団……

実践魔術の手の者。司祭団は伝統的な魔術に長けていることが多い反面、こちらは軍事転用に長けている。戦時には魔術兵にもなる。危ない奴が多いらしい。

騎士団……

軍と警察を兼ねているところ。強い(物理)。



・その他


彫刻=スキル について……

スキルは先天的にある技能、その人固有のもの(他の人とのかぶりはあるけど)。スキルというのは神様が魂に刻んだ彫刻である、という民間の信仰に基づいた呼称らしい。



大司祭「わからないことがあったら、いつでも聞いてください」


 全部答えてもらえるなんて期待はしないほうがいいよなあ。


 これは資料集です。楽しんでくれたのなら御の字です! ここまで読んでくれた方、ありがとう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ