平和な日常➕バトルもの=壊れる
長めです
死凍山は登山に近いダンジョンだ上に行けば行くほど辛くなるし敵も強くなる
「お宝とか感知出来ないのか」
「俺は無理だなサナミちゃんはできる?」
「無理」 「ねえあそこ見て」
そこには大きな猿が寝ている。たぶんビッグフットかな?でかいなここは静かにやり過ごそう
「金になるかな?」
「毛皮の固さや加工のしやすさで変わってくるけどあれは割りに合わないわ」さすがラナさん
「なんでだ?」「あれはここのボス級と言ってもいいほどでかい、あれがそこらじゅうにいたら生態系が保たないからな」
「あーなるほどピラミッドのあれな」
「だからここは一度迂回して上に行こう」
「でもよあれ位強い奴は中々いなんだよな?だったら魔王戦も考えて戦わないか?」嫌だ
「確かにここまでの間四人で戦うなんてしてないしちょうどいいわね」サナミちゃん駄目だ
「戦うなら連携しましょうサナミさん威力弱めで牽制お願いします」ラナさん俺は周辺警戒ですね
「私はサポートしますナカバさんにタクミ君二人で接近戦お願いします」まじかって中羽突っ込むの早いわ!
中羽はビッグフットまで素早くたどり着き剣を首に振るうがビッグフットが気付いて飛び起きる
な、あの大きさであんな速さかよだがクイーンスパイダーより遅い!ビッグフットの足が着く所にナイフを投げビッグフットがうめき声をあげる
怯んだ隙にサナミちゃんが顔に炎魔法を当て中羽が胸を斬りつけラナさんが中羽に向かっていた右腕をガードしている
クソ早いな 俺ガードするべきだが間に合わずラナさんがガードしている足が雪で想うよう動けなかった
胸を斬られたビッグフットは最後の力を振り絞ったがラナさんに首を斬られた ラナさんこんなに強かったのか
「中羽さん急所を狙いすぎもっと先を読みなさい」
「うっ、わかったよ」「タクミ君周辺警戒お願いね」
「了解」無言の圧力が怖いよラナさん
少し周辺警戒をしているとなんだか違和感を感じる
この感覚はなんだ?妙に後ろから気配を感じる
後ろを振り返って見るが皆がビッグフットの毛皮を剥いでいる光景しかない となればビッグフットか?いや勇者が倒したモンスターはアンデットにならないと聞いたことがある
だがここは勇者や英雄さえ帰ってこない場所、常識外のことが起こりうる
ビッグフットは強かったが俺一人でも頑張れば倒せる強さだった違かったら謝ればいい「皆ビッグフットから離れろ!」
中羽以外が一斉に離れる 中羽がこちらを見て何か言いかけた所を左手で殴り飛ばされていたが受け身を取っていた
首がないビッグフットは生きていた時よりも強く感じる
おいおい、ラナさんとサナミちゃんでもこれはヤバいな
どうする 俺
首なし怖い首なし怖い首なし怖い首なし怖い 首首首首首首首首
首よこせ