神界編5
ラストプロローグですわ!長さ倍にして3話でまとめた方が良かったかな?
・・・区切りたかったから区切ったのです!問題なんてありませんわ!
※書き始めた時は、ここまでをプロローグにしていました。
その後、俺とヘルデスは今後のことなどを数時間掛けて話しあった。
そろそろ読者も『これ第一章でよくね!?』と思うプロローグを読むのに飽きた頃合いだろうから話し合いで決まった内容をまとめて話そうと思う。
ん・・・?読者?メタい?
ちょっと何言ってるかよく分らない。
・気に入ったからお前を俺の尖兵として異世界に送る。
・そこで善神の尖兵である勇者を3人殺したら褒美として妻の魂を出来るだけ記憶ありの状態でそちらに送ってやる。
・魂は『輪廻の間』で約100年間、記憶消去という名の浄化がされ、新たな生として転生するから死後1年しか経っていない妻の魂の確保に問題はない。
・だから今直ぐ妻の魂を奪ってくれば大量に記憶が消えてるとしても5年分くらいである。(亡くなって1年しか経っていないが、多い人は最初の一年で5年分くらい記憶が抜けるらしい)
・実を言うと魂は先程奪ってきていてヘルデスが保管している。
気に入ったから。という理由で魂を善神の管理する輪廻の間から盗んできているというのがリスキー過ぎる気がして少し疑ったのだが、嘘だろうと正直今はヘルデスの案に乗るのが最善だろう。
二度と会えないと思っていた妻に会える可能性があり、女神アイルーラに直接手を下されない唯一の道である。
というのも善神派閥と悪神派閥は善神有利とはいえ、善神上位のアイルーラが大打撃を受ければ一気に悪神が有利になる可能性があるらしい。そしてヘルデスはアイルーラに勝つのは無理だが大打撃を与えることは間違いなく可能とのこと。
そんなにヘルデス信じて大丈夫!?と思うかもしれないが、この場にアイルーラが乗り込んでこないことが話の信憑性を高くしていると俺は思っている。
ヘルデスがアイルーラの空間に乗り込めたのだ。上位のアイルーラがヘルデスの空間に来られない可能性は低いだろう。だが、来ない。ということは個人的にはムカつく俺を殺したいだろうがヘルデスがいる限り派閥の為に我慢するしかないだろうと俺は予測している。
ちなみに転生後は神託などの形で関わることは出来るが、降臨は出来ないらしい。
これは絶対的な存在である創造神が決めたことであり、神々さえも逆らえないようだ。
逆らえない理由はとてもシンプルなもので、創造神は1人で全神を滅ぼせる存在だから。だそうな。
なんというか・・・怖すぎて理解したくない話だ。
「じゃあよォ~。そろそろ転生させるぜェ~?」
相変わらず怖い顔で笑うヘルデスに見送られ、俺は異世界『メンデイス』に転生することになった。
大声で叫ぶのってストレス発散になりますよね!
でもカラオケには行きません!
ハイ、近所迷惑ですね。分かります。
嘘です。本当は田舎道を車で走行中に叫んでいるので問題ないはずです(たぶん)