表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/84

神界編3

まだまだ続くよ!プロローグが!

・・・こんな予定じゃなかったのですけどね(ボソッ

※プロローグ4から神界編に変更したので問題解決!

「貴方はマイナスの運気に負けずに頑張っていた。でも最後の最後で大きな失敗をしてしまったの。大量虐殺は許されるものではないわ。でもね?」


女神は一呼吸置き、こう言った。

「地球とは異なる世界。異世界に記憶を持ったまま転生して、勇者として人々に平和をもたらしなさい。そうすればマイナスに負けなかったことと足して虐殺分は帳消しにしてあげるわ。」





「・・・・・・。」


「聞いているの?」

女神はどうやら自尊心が高いらしい。俺が返答しないことが気に食わないのか、先程までとは違い少し険しい表情をしながらこちらを見ている。



生前からこういう奴は大嫌いだったなぁ。と心が折れ掛かり、ボーッとした思考の中でボンヤリと思っていた。

そして深く考えることを辞めた俺は言い放ってやった。


「もたらしなさい。してあげるわ。てめぇらのミスで俺の人生を台無しにしたんだろ?ふざけんなよ!!お前ムカつくんだよ!!」


全身全霊を込めてバカにしてます!という口調で女神のモノマネをして、最後は全力で罵倒してやった。


女神は男の豹変ぶりに驚いたのかポカンと口を開けたまま絶句している。

「美人でも間抜け面は間抜けに見えるんだな。あ、わりぃ!思ってたことそのまんま言っちゃった。悪気はないから許してちょ。」

微笑みながら軽く会釈のようなお辞儀をする。

女神の会釈の真似である。





実は、妻とまた会えるなら是非やりたい。やらせて欲しい。と女神にお願いする。という考えも男の頭によぎったのだ。しかし、だ。マイナス運気で80年間生きてきたせいか、10代半ばで得てしまった短気を抑えることが出来ず、思いっきり罵倒してしまった。



もう後にはひけない。

数分後に俺は2回目の死を迎えるだろう。

もしかしたら死ではなく永遠の苦痛とかを与えてくるかもしれない。

だが、後悔はない。


さっきは俺のせいで妻が不幸に〜と思ったが、違う。

このクソ女神一派の誰かがマイナスにしたせいだ。根本的な原因であるこいつになんて従ってたまるかってんだ。





数分間抜け面で固まっていた女神は再起動したようである。顔を真っ赤にしながら激怒している。

「えぇ。えぇ。えぇ!えぇ!えぇ!貴方の意見はとても!とてもとても!理解しました。転生し、罪を償う機会を与えるという寛大な慈悲を無下にするだけでは飽き足らず、女神である私を罵倒しますか!」


「その他者の意見を受け入れられない傲慢な考え嫌いだからな。」

ヘラヘラしながら言い放つ俺に女神は赤くなった顔を更に真っ赤にした。

(人間の顔ってあそこまで赤くなんのかよ。あ、こいつ神か)と、くだらないことを考えてニヤついてると


「キィィイイイ!!!!!」

女神は発狂し出した。

自分の人生が悪い方向に確定して抗えないことが分かっている俺は、かなり冷静さを取り戻していたので女神の怒れる姿にドン引きである。


「あな、あな、アナタ!な、な、な、な、何様!」

発狂しながら女神は右手を俺の方に向け何やら怪しげな言葉を発し始めた。

「■■■■■ー■■■ー■■■■ー■■■■■■」





あー、俺の神界(?)での人生(?)終わったな。

・・・おや?主人公のようすが・・・?

主人公の変化が止まった!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ