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鬼剣の傭兵〜傭兵戦場物語  作者: 猫拾い
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エルフの女

「あなたが欲しい」



突然襲ってきたエルフにそう告げられ突然の出来事に混乱しながらも


「その台詞を言う奴がやることじゃあねぇな」

と大剣を構えるアレン。


「私と闘いなさい。話はそれからするわ」


矢と同じく赤羽をモチーフとしている弓を背中に収めると短剣を構えたエルフはアレンとの距離を一気に詰め、アレンの首元へ短剣を打ち込んでくる。


その短剣を構えていた大剣で撃ち落とすと

「てめぇ、何をぶつぶつと言いやがって」

とその大剣を振り下ろすが、名もわからぬエルフに躱されてしまう。


「やっぱり。あの姿は幻では無かったのね」


「何をごちゃごちゃ言ってやがる!」


エルフの短剣が次々と突き出されるがそれを大剣で防ぎながら、アレンはこのエルフは何者なのかわからないまま戦闘は続いた。


しばし剣を交えた後、急に距離をとったエルフは目を閉じ手を組み始めた。


「ちっ、まずい!」


この世の中に存在する「魔術」というものを唱え始めたエルフにアレンは距離を詰め斬りかかる。


辺りに閃光が弾け宵闇の森の薄暗さに慣れていたアレンの視界が戻ってきた時、首元にはエルフのナイフが当てられていた。



「先の闘い見ていたわ。百人殺し。あなたが欲しい」

エルフは再度そう告げたのであった。

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