表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異能学園戦争  作者: 鹿平 澪
8/21

第7節「紅炎の王」

試合開始直後、最初に仕掛けたのは花乃の方だった。

「貫き通すは我が朱槍、何者もこの槍からは逃れられない! 今こそ呪いの槍の真髄みせてやる。呪詛の宿りし朱槍(ゲイ・ボルグ)!」

花乃の手から放たれた朱槍は、一直線に咲葉へと向かう。

「黒白の双剣よ我が手に!干将・莫耶!」

咲葉は虚ろなる禁書目録から、二振りの剣を抜く。黒き陽剣干将、白き陰剣莫耶。二振りの剣を手に咲葉は朱槍へと駆け抜ける。

「全てを切り裂くは一振の双剣! 悪を断て、干将莫耶双破刃!」

紅と白の軌跡を残し、双剣は朱槍を切り裂いた。

「深淵より来たれり悪の根源よ、我が声を聞け!」

咲葉は足を止めることなく走り続け、呪文を詠唱しはじめる。花乃はその様子を確認し、更に呪詛の宿りし朱槍を作り出す。

「汝、求めるモノは我が手にあり。願わくばこの手にて叶えよう」

1度たりと止まることなく詠唱を続ける咲葉は、速度を高める。それと同時に咲葉の周囲に黒いモヤがかかる。

「汝の闇、この生命にて受け止めよう。全てはここに来たる。い出よ、闇に染まりし精霊(ディアボロス)!」

呪文が完成すると同時に咲葉の周囲にあったモヤが一部に集まり、ゲートを開いた。

『キシャャャャャャャャャャャャャャャャャャ!』

甲高い鳴き声が会場中に響き渡る。

深紅の双角、漆黒の身体、禍々しい翼、そして鮮血を思い立たせるような紅眼。

咲葉は悪魔を呼び出したのだ。

「これより始まるはただ一方的な殺戮だ。例外など存在しない」

その宣言が下されると、ディアボロスは花乃に大きな腕を叩きつける。

花乃が立っていた場所は粉々に砕け散っていたが、本人には当たっていない。

「焔を纏いし刀身は万物を切り裂く。天を断て、太陽の名を持つ聖剣(ガラティーン)

ディアボロスの腕を避け、迫る花乃を横目に咲葉は一振の聖剣を抜き放つ。

「光り輝く刃は、加護を纏いしもの。精霊に託されし剣は何者にも砕けぬ。天空を穿て! エクス・カリバー!」

伝説の聖剣から放たれた一閃は全てを飲み込み、地表までも切り裂く。

直撃を喰らった花乃は地面で泡を吹いて倒れていた。

『試合終了!! まさかの展開にまりました! 優勝候補の1人花乃 燒斗選手、初戦敗退!』

今回もまた拙い文ですみませんでした。何かアドバイスがあれば教えてくださいお願い致します。


次回はメインキャラの設定紹介をします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ