6/21
第5節「司令」
対戦から数分後、咲葉は目を覚ました。
窓から差し込む光に少し目を細める。
「やっと起きたね、君は此処に運ばれて来てからかれこれ半日は寝ていたよ」
突然耳元から聞こえてきた声に驚き、咲葉は異能魔装を展開する。
「うぉっと、ま、待って。そんなに警戒しないでくれないかな? 私、救護室の先生だよ?」
その言葉を聞き、異能魔装を仕舞う。
「ふぅ〜、それじゃあ用件を話そう。理事長から君への伝言を預かっているんだ」
そう言って女性は1枚の紙を取り出す。
「はい、これに理事長からの伝言が書いてあるから」
紙を咲葉に渡し、そのまま部屋の外へと出てしまった。
咲葉はそんな様子に唖然としながら、伝言に目を通す。
「はぁ。これ、逆らったら怒られそうだな」
肩を落としながら立ち上がる。
「仕方ないか」
咲葉はそう言って部屋を出た。
「やってやるよ、理事長の言うとうり全員倒して七つの大罪を叩き潰してやる」