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プロローグ
「とある世界の神様です。あなた異世界転生をしてもらいます。所謂、権能をコピーしたのを与えます。鑑定、空間転移、他にも色々、満足いただけたかな?」
★★
「転生の神…ちょっといいかい?」
休憩時間、そんな声をかけられた。
「なんです?」
見ると、人事の神。
「いや、君、忙しい過ぎるから休暇をあげようかと思って…」
なんだかすまなそうに言ってくる彼。
「はあ、確かに忙しいですね」
朝も昼も寝る間もなく働いている。
「そうなんだ、他に暇な神を転生の神にして、君は下界でざっと100年くらい、のんびりしていてくれ」
面白そうだ
「へぇ、良いですよ」
「後任には座高の神が入る」
座高の神とはまた…マイナーな。
「…座高の神ですか。あの、最近になって必要ないと取りやめになった」
「そうだ。では良い生活を、そうそう、権能は自由に使ってね。裁きの神を経験した君なら世界の1つくらい滅ぼせるんだろうけど…まあ、それもそれで良いか」
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次から本編です。