表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
グリモワール・オンライン  作者: 灰猫
第二章 ゴブリンの襲来
59/168

ゴブリンナイトフィーバー

 取り敢えずクエストを受けて外に出たのは、良い。

 俺は戦闘メインのプレイヤーだから、イベントの討伐クエストを受けるのは仕方がないからな。

 だが。

「いくら何でもこの数は無いだろう!?」

 通常の出入り口は、イベント発生時にゴブリンによって包囲されているので使えない。今回はその出入り口から離れた場所にある隠し通路から外に出た。

 既に他のプレイヤーが戦闘を開始しているのだが、ゴブリンの数が余りにも多い。

「緑の大地…てか?」

 平原なのだから当然緑はあるが、この濁ったような緑色は好きになれない。

 人混みを鬱陶しいと思ったことはこれまでにも何度かあったが、これ程の数の中にはゴブリンでなくても入りたくない。

「数千…いや数万…」

 国王が軍と定義する訳だ。

「『サモン』『召喚』」

 とにかく端っこから、削って行こう。

 下僕召喚がレベル4になったので、召喚できるゴブリンゾンビも4体だ。召喚魔法は現在レベル3、まだまだ先は長い。

 召喚したモンスターに攻撃指示を出して、大鎌を構える。

「…やっと振り回せるな」

 自然と頬が吊り上がる。

 識別を掛けるのは、早々に諦めた。

 これだけの数だ、HPバーだけで視界が埋まってしまう。

「シッ!」

 通常のゴブリンを切り捨て片付ける。

 カードを確認すると無事にポイントが入っている様だ、この調子でポイントを稼いでいこう。


                      ♪


「『ポイズンエッジ』!」

「ギギ」

 やっと大物のジェネラルゴブリンが膝を着いた。

 良し、逃げよう。

「『スロウ』『スロウ』『スロウ』」

 ジェネラルゴブリン目掛けて、スロウを連発する。

 これで移動速度は低下させたはず、全力で撤退しよう。

「ハァハァ」

 ゲーム内でも息って上がるんだな。

 まぁ、精神的なものが原因だと思う、今の気分は正に疲労困憊だ。

 前にジェネラルゴブリンと渡り合えたのは、パーティを組んでいたからだろう。日が暮れてHPが戻ったからと言って、調子に乗ったのがいけなかった。

 撤退する間にも色んなゴブリンが道を塞いで来たが、何体かを切り捨てるのが精一杯だった。

「…レベルはひとつ上がってる」

 それなりの数を倒した気がするのだが、レベルアップは一回だけか。

 もしかしたらモンスターを探したりポップ待ちをする必要がない分、イベントモンスター扱いで経験値が少ないのかもしれないな。

 種族ポイントは、予定通り運に振った。


名前  ジン

性別  男

種族  夜郷族Lv8

職業  死霊使いLv8


HP  109

MP  81

筋力  23+15(38)

体力  20+19(39)

器用  25+9(34)

精神  20+9(29)

知力  20+7(27)

俊敏  20+3(23)

運   20


種族ポイント  0

スキルポイント 12


グリモワール  収録の魔道書 (グロノス)


武器1     フィルカーズ・サイス

武器2     ピーターの杖

頭      

胴       グランブルアーマー

腕       グランブルガントレット

腰       旅人のポーチ

足       グランブルレガース

靴       旅人の靴

アクセサリー  旅人のマント

アクセサリー

アクセサリー

所持金      10300コル

スキル

武器スキル   【大鎌術Lv5】【杖術Lv2】

魔法スキル   【風魔法Lv4】【土魔法Lv2】【闇魔法Lv4】【呪魔法Lv4】

        【下僕召喚Lv4】【召喚魔法Lv3】

生産スキル   【鍛冶Lv3】【木工Lv2】【調薬Lv1】【皮革Lv1】

        【調理Lv1】【道具Lv1】

補助スキル   【魔書術Lv5】【採取Lv1】【採掘Lv1】【伐採Lv1】

        【鑑定Lv3】【識別Lv3】【召喚Lv1】【幸運Lv1】

        【剛力Lv2】【巧みLv2】【速足Lv2】

固有スキル   【有形無形Lv2】


称号『始原の魔道』『絶望を乗り越えし者』


 スキルポイントも大分溜まっている。

 スキルの進化にどれだけポイントが必要なのか分らないから貯めているのだが、結局のところ会得可能なスキル欄には、特に気になるスキルはない。

 ステータスの上昇とか、会得する為に何か条件があるスキルもあるだろう。

 戦っている間に全滅していたゴブリンゾンビは、再召喚している暇がなかったのでスキルは上がらなかった。

 スキルレベルが上がったのは、アーツを連続使用していた大鎌だけである。

「街に戻るか…」

 熱中していたのか、一瞬で時間を消化してしまったようだ。

 夕食に遅れるのはいけない、ゲーム禁止令を出されてしまう。

「今日はもう、ログアウトだな」

 明日は休日なので当然、学校も休みである。

 明日は朝からゲーム三昧を楽しもう。

 公式ページにはポイントランキングが出来ているそうだから、これの確認も明日に回す。

 一応フレンドのランキングも確認しておこうかな?

「ログアウト」

 街に戻ると直ぐにログアウトを決行する。

 あ、楓やみんなのプレイヤー名を聞いてないぞ?

 夕食中にでも聞くとしよう。

名前  ジン

性別  男

種族  夜郷族Lv8

職業  死霊使いLv8


HP  109

MP  81

筋力  23+15(38)

体力  20+19(39)

器用  25+9(34)

精神  20+9(29)

知力  20+7(27)

俊敏  20+3(23)

運   20


種族ポイント  0

スキルポイント 12



グリモワール  収録の魔道書 (グロノス)



武器1     フィルカーズ・サイス

武器2     ピーターの杖

頭      

胴       グランブルアーマー

腕       グランブルガントレット

腰       旅人のポーチ

足       グランブルレガース

靴       旅人の靴

アクセサリー  旅人のマント

アクセサリー

アクセサリー

所持金      10300コル

スキル

武器スキル   【大鎌術Lv5】【杖術Lv2】

魔法スキル   【風魔法Lv4】【土魔法Lv2】【闇魔法Lv4】【呪魔法Lv4】

        【下僕召喚Lv4】【召喚魔法Lv3】

生産スキル   【鍛冶Lv3】【木工Lv2】【調薬Lv1】【皮革Lv1】

        【調理Lv1】【道具Lv1】

補助スキル   【魔書術Lv5】【採取Lv1】【採掘Lv1】【伐採Lv1】

        【鑑定Lv3】【識別Lv3】【召喚Lv1】【幸運Lv1】

        【剛力Lv2】【巧みLv2】【速足Lv2】

固有スキル   【有形無形Lv2】


称号『始原の魔道』『絶望を乗り越えし者』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ