表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
グリモワール・オンライン  作者: 灰猫
第二章 ゴブリンの襲来
53/168

海辺のモンスター

最近急にアクセス数が減りました。

これからも頑張れという激励ですね!

「いざ、海へ!」

 何だか口調がおかしくなっているが、気にしない。

 装備も整えたことだし、早速海辺で狩りと洒落込もう。

「潮の香…こっちだな」

 元々が港を抱えた街だけに海までの道程は短い。何しろ、いつもの門を抜けて外周を回って行けば良いのだ。

 海マップに行くのは初めてだが、ゲーム的には海専用の素材があって然るべきだろう。市場で購入したアンドレの木材も海近くで自生するらしいし、他にも採取素材があるはずだ。

 外壁にそって進んでいく、しばらくすると視界が青一色で満たされた。

「おお、海だ!」

 海の青は空の色が映り込んだ色だそうだ。ゲーム内ではどう色付けされているのか分らないが、現実でも滅多に見られない色合いでは無いだろうか。

「んーっと」

 辺りを見渡し、モンスターを探す。

「…お」

 砂浜でもぞもぞと何かが動いた、咄嗟に大鎌を構える。

 何かが動いた場所に近づくと砂の中から、大きなカニが現れた。

「大体、30センチって所か…」

 横幅ではない、高さである。

 カニと言えば固い装甲がポピュラーだが、こいつはどうだろう。

「試してみるか…『サモン』『召喚』」

 ゴブリンゾンビを3体、黒猫を一体召喚して様子を見る。

 召喚モンスターは、今の所攻撃力が高いわけではない。しかし、識別を使う時間ぐらいは稼いでくれる。


グランブルクラブ 水棲 レベル5 ランク1


 識別の成功と共に、グランブルクラブのHPバーが浮かび上がる。

「レベル5か…」

 ラージラットの時と比べると大した事のない様な気がするが、俺のレベルが6な事を考えると十分な脅威だ。

「『ポイズン』せいっ!」

 大鎌に呪魔法をかけて振りかぶる。

 ガキンっという金属音が響き、大鎌がハジかれた。

「…固った…」

 いくらか装甲を削れたかも知れないが、HPは全く削れていない。

 仕方なく杖に持ち変え、魔法を準備する。

「毒は…入ってないか」

 ポイズンは不発に終わった様だ。

 しかし、固い装甲を貫通出来る魔法は、手持ちに少ない。

「通じれば良いけど…『ダークランス』」

 グランブルクラブの装甲を削り取ることを祈りながら、狙いを定めて打ち込む。

 MPを考えると余り連発はしたくない。

「『ダークピット』」

 削れたHPは、3分の1程度だろうか。

 今の威力で三発、確実に倒そう。


                  ♪


「『ダークランス』」

 最後の一撃を受けて、グランブルシザーが光になって消えた。

「こっちも上位種か?」

 グランブルシザーが現れたのは、グランブルクラブを立て続けに討伐したのが原因だろうか?

 ジェネラルゴブリンの時も複数体のゴブリンを倒した後だった。

 他のモンスターもいたから、討伐数かもしれないな。

「ドロップは…」

 休憩がてらドロップアイテムを確認する。


クラブの甲膜こうまく 素材 ランク1 品質B

 グランブルクラブの装甲膜。頑強というより柔軟な素材。


クラブの爪 素材 ランク1 品質C+

 ハサミ未満の爪。強度はそこそこ。


グランブルシザーの大バサミ 素材 ランク1 品質A

 グランブルシザーの大バサミ、固くてよく切れる。


グランブルシザーの装甲 素材 ランク1 品質B+

 グランブルシザーの装甲、岩よりも固いが同じ大きさの鉄と比べるとかなり軽い。


水色の貝殻 素材 ランク1 品質A+

 水砲貝の宝物。微かに波の音が聞こえる。


 確認するのは当然一番品質が良いアイテムだ。

 素材アイテムだから、品質の悪いアイテムは使うことは少ないだろう。

「ハサミは、鎌が作れそうだな…鍛冶で行けるか?」

 それでもランク1のアイテムだから、適当に木材と組み合わせる程度で終わってしまいそうだが。

≪大鎌アーツ『ポイズンエッジ』『パラライズエッジ』『スロウエッジ』を習得しました≫

「ん?」

 呪魔法を大鎌に付与してモンスターに切りかかっていたのだが、それで条件をクリアしたのだろう。多分、毒草を使って大鎌を使ったとしても同じアーツを会得出来たのではないだろうか。

「レベルも上がった事だし、街に戻るか…」

 忘れていたが回復ポーションも揃えておかなければ。

 今度は忘れない様にメモでも書いておこう。

名前  ジン

性別  男

種族  夜郷族Lv7

職業  死霊使いLv7


HP  100

MP  78

筋力  21+10(31)

体力  20+10(30)

器用  25+9(34)

精神  20+9(29)

知力  20+7(27)

俊敏  17+3(20)

運   15


種族ポイント  5

スキルポイント 10


グリモワール  収録の魔道書 (グロノス)


武器1     フィルカーズ・サイス

武器2     ピーターの杖

頭      

胴       旅人の服

腕       旅人の手袋

腰       旅人のポーチ

足       旅人のズボン

靴       旅人の靴

アクセサリー  旅人のマント

アクセサリー

アクセサリー

所持金      30300コル

スキル

武器スキル   【大鎌術Lv4】【杖術Lv2】

魔法スキル   【風魔法Lv4】【土魔法Lv2】【闇魔法Lv4】【呪魔法Lv4】

        【下僕召喚Lv4】【召喚魔法Lv3】

生産スキル   【鍛冶Lv3】【木工Lv2】【調薬Lv1】【皮革Lv1】

        【調理Lv1】【道具Lv1】

補助スキル   【魔書術Lv5】【採取Lv1】【採掘Lv1】【伐採Lv1】

        【鑑定Lv3】【識別Lv3】【召喚Lv1】【幸運Lv1】

        【剛力Lv2】【巧みLv2】【速足Lv2】

固有スキル   【有形無形Lv2】


称号『始原の魔道』『絶望を乗り越えし者』


収録の魔道書

名称  グロノス

階級  第90中階位

タイプ 万能

能力  【コレクションカードLv3】【カード化】【魔物図鑑】【解体】

    【召喚魔法】


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ