素材を集めよう6
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でした。
最近更新できていないので仕方ないですね…。
≪フィールドボス『トライデントエアービートル』を討伐しました≫
≪単独討伐報酬として、宝箱の等級が上昇します≫
≪クエストアイテム『風の残滓』を入手しました≫
≪入手した『ゴールドボックス』が『プラチナボックス』に変化した≫
≪種族、職業レベルが上昇しました。種族、スキルポイントを獲得しました≫
「おー…」
戦闘終了と共に、一気にログが流れる。
ゆっくりログを見ながら、確認するとしよう。
「討伐…うん、討伐だな」
爆散したトライデントエアービートルは、飛び散った残骸が光へと変換されている。
風は空気が移動する事で生まれる結果だ。原因は熱などではあるが、魔法と言う法則を書き換える手段がそれらを克服する。本来ならば密室でもない限りバックドラフト現象が発生する事は無いのだが、魔法の効力である風の操作と空気の操作の両方を可能とし、あの土壇場で爆発を作り出す事が出来た。
しかし、空気の操作が可能だとPvPが阿鼻叫喚になるので、間違いなく数日中にパッチが施されるであろう。
「あ、クエストアイテムね。周回しなくて済むなら有難い。んっと、ゴールドがプラチナになって、ついでにレベルアップか」
フィールドボスは宝箱が確定報酬らしいから、ソロ討伐で報酬が良くなるなら俺には得だな。
「箱は…今開けるか」
後で開けたからと言って、中身が良くなるわけでは無いのだ。街で開けてアイテム欲しさにPKに目を付けられるのも遠慮したい。
「ん?」
プラチナボックスを開けると、紙とペンが箱から飛び出てそのままインベントリに入って行った。
「まさか、唯のメモセットじゃないよな?」
急いでインベントリからアイテムの詳細を調べる。
アカシックレコードの返答 種類 道具 ランク76 耐久度1
付属品のペンで質問を書き込むと、どんな問いかけにも正確に回答する不可思議な紙。問いかけに答えると何処かへ消えてしまう。
一説にはアカシックレコードの一部だとの見解も。
「ええぇぇ?」
まるで、ゲーム内に攻略サイトが設置されているかのような効果である。まぁ、掲示板は設置されている訳だが。
「しかし、耐久度から察するに書き込めるのは一度だけ…」
正直な処メインストーリーを聞き出したい衝動で一杯だ。賢人パラケウスのその後とか、他の旅のお供とか凄く気になる。
「でも、先にストーリーが分かるとゲームって飽きるんだよなぁ」
なのでここは、グッと堪えて差し迫った問題の解決にこのヘルプ的なアイテムを使う事にしよう。
「ゴールデンハムスターの居場所っと」
クエスト最後の獲物であるゴールデンハムスターの居場所は、ギルドで調べたところで全くの不明。アーロックの周辺に出没するものの生息しているのか、何処からか紛れ込んで来るのかも分かっていないそうだ。
「うわ…灯台下暗し?」
最初からこの場所に配置されていたのなら、運営の悪意が垣間見える。
「これ場所が分かっても倒せないぞ。むしろ捕まる」
気分転換を兼ねてステータスのポイントを割り振る。今回は、クエストの終わりと同時に生産に入りそうなので器用に3、戦闘中にMPが足りないと感じる事があったので精神に2を割り振った。
もう後衛職を諦めて、万能型を目指した方が良いのかもしれない。
名前 ジン
性別 男
種族 夜郷族Lv19
職業 死霊使いLv19
HP 164
MP 132
筋力 31+15(46)
体力 30+19(49)
器用 30+9(39)
精神 32+9(41)
知力 30+7(37)
俊敏 28+3(31)
運 31
種族ポイント 0
スキルポイント 42
スキル
武器スキル 【大鎌術Lv11】【杖術Lv3】
魔法スキル 【風魔法Lv7】【土魔法Lv5】【闇魔法Lv10】【呪魔法Lv6】
【下僕召喚Lv10】【召喚魔法Lv6】
生産スキル 【鍛冶Lv3】【木工Lv2】【調薬Lv1】【皮革Lv1】
【調理Lv1】【道具Lv1】【裁縫Lv1】
補助スキル 【魔書術Lv10】【採取Lv1】【採掘Lv1】【伐採Lv1】
【鑑定Lv4】【識別Lv5】【召喚Lv6】【罠Lv2】
【幸運Lv4】【剛力Lv4】【巧みLv4】【速足Lv4】
【気配察知Lv5】【魔力察知Lv5】
固有スキル 【有形無形Lv7】
レベル1の頃とは比べようもないステータスである。
そうそう、スキルの方も順調にレベルアップしてくれている。【闇魔法】に続いて【下僕召喚】【魔書術】のレベルも二ケタ台に到達した。これでゴーストを二体同時召喚が可能になる。
ところで【魔書術】は色んなアプリを搭載したスマホ的なスキルなのだが、レベル10になった事で【魔石生成】で作られる魔石のランクが普通に生成される物より、高くなり易くなると言うビミョーな代物だった。
あ、カブトムシの風魔法を警戒していたからか【魔力察知】もレベルアップしていた。
「さて、戻りますかアーロックへ」
ケーキでも食べながら、ゴールデンハムスターを如何に討伐するかを考えましょうかねぇ。