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グリモワール・オンライン  作者: 灰猫
第三章 某国戦争編
113/168

アーロックのクエスト

みなさんから頂く誤字報告、とても有難く思っております。

これからも容赦ない誤字報告よろしくお願いします。


 アーロックはその性質上、町というより砦に近い。

 交易の重要拠点なのだから、ならず者や他国に襲われ奪われたら冗談じゃなく国亡の危機である。必然、町の四方を巨大な壁で覆われる事となり、その外観は砦の様に見える。

 そんなアーロックに冒険者が集まり、ギルドが必要になるのは当然と言えるだろう。

「冒険者ギルド、アーロック支部…ね」

 支部と付くから外観にも変化があるかと思ったら、統一されてるパターンだ。ギルドを利用する人も運営をする人も、そちらの方が便利なのだろう。

 折角冒険者ギルドに顔をだしたのだから、依頼も確認して於きたい。


鉱石の採掘依頼 ランク4 報酬 採掘した鉱石により変動

 今日も今日とて採掘日和。アーロック北西にある鉱山で好きなだけ採掘だ!


ウォーターバックの討伐 ランク3 報酬 5000コル

 悪臭漂う水魔法に町中が迷惑している。ウォーターバック5頭の討伐を依頼する。


アースオリックスの討伐 ランク4 報酬 7000コル

 アースオリックスが増えて、積み荷に被害が出ている5頭討伐してくれ。


ファイヤーゼブラの討伐 ランク5 報酬 10000コル

 ファイヤーゼブラの群れが増えて来た5つの群れを間引いて欲しい。


トライデントエアービートルの討伐 ランク6 報酬 50000コル

 面倒な相手が出て来やがった。被害が出る前に討伐しろ。


ゴールデンハムスターの捕獲 ランク8 報酬 100000コル

 ああ、愛らしいハムちゃんをボクちんの元まで連れて来るのだ!怪我をさせては行かんのだぞ!


「……」

 平均的にクエストのランクが上がっている気がする。

 それとランクが高い程、報酬が増えている。出来高制のクエストもあるみたいだけど。

「ゴールデンハムスターって…」

 ギルドに依頼があるのだから魔物絡みだとは思うが、もしかしてゴールデンハムスターが魔物なのだろうか?

 ペットショップに行けば幾らでも居そうだな。

 一見、アーロック特有の依頼は鉱石の採掘ぐらいに見えるが、ギルド職員に聞いてみた所、確認したクエストは全て、アーロック周辺に生息するもモンスターらしい。

 せっかく鉱石の町に来たのだし、北西の鉱山には興味もあるので、鉱石の採掘依頼を受ける事にする。

「お、メールだ」

 『グリモワール・オンライン』には、オンラインゲームお馴染みのメール機能が付いている。開発スタッフは大いに嫌がったそうだが、ゲーム内のインフォメーションや公式サイトの案内だけでは運営からの連絡が行き届かない場合がある所為で渋々実装されたとのこと。まぁ、インフォはログに流されるし、公式サイトは見ない人もいる。

 どんなにリアルを持ち込もうとしても、魔法がある時点で折り合いが必要になる。運営よ諦めろ。

「あ、昨日の件か」

 メールの内容は、昨夜森の中に放置されていたリーオンの件についてだった。

 どうも俺が心配していたイジメや虐待なんて、事態では無かったようだ。

 当日のリーオン含む友人4人は、4人でパーティーを組んで行動していた。それがどうしてリーオン一人が、森に放置されていたのかと言うと回答は単純にフィルター設定に因るものだった。

 フィルター機能は長時間の使用に制限を掛けたり、一定時間以降の使用を禁止したりする未成年者の健康保護システムだ。このシステムを設定し、起動させて於けば夜中こっそりとゲームをしようとしても出来ず、親は安心して睡眠を取る事が出来る。

 当然このフィルター機能は、その存在を知らなければ使うことが出来ない。

 つまりリーオンの友達はその機能に因って強制ログアウトし、リーオンはそのまま一人で森に取り残されたそうだ。

 そして案の定、チュートリアルはスキップしていた。『リンクス』は品薄状態だが、売り手にはいろんな人がいるのだ。子供の為に取り置きしてくれる優しい店長もどこかに居るのだろう。そうでなくとも転売屋は稼ぎ時とばかりに動いているだろうから、金さえあれば遅れてゲームを始めることは出来る。

 リーオン達はそんなスタートダッシュに遅れたプレイヤーだったのだ。PVPの大会が近いこともあって、レベル上げ急いだ結果があの惨状。

「で…時間を取らせたお詫びとお礼か」

 子供を大切にしようという名称だけのスローガンを掲げる国会議員もいる事だし、未成年者に対する対応は運営としても気を使っているのだろう。

 外に向かう道を歩きながらメールに付属されていたアイテムを確認する。

「宝石箱?」


宝石箱 道具 ランク8 耐久度2000

 宝石をランダムに五個入手する。

 宝石を入手後箱本体は消滅する。また箱そのものにも価値があり、開けずに売り払われることもある。


「換金アイテムか?」

 今は興味もないし、鉱山に向かう事にしよう。

 ボッチだし、装備は自分で作らなければならない。

 ウコンやサコンに頼むのも考えたが、元々生産をメインに考えていた程度には凝り性な性格なのだ。アーロックでは生産を中心にレベルを上げるとしよう。

名前  ジン

性別  男

種族  夜郷族Lv17

職業  死霊使いLv17


HP  160

MP  119

筋力  30+15(45)

体力  30+19(49)

器用  26+9(35)

精神  28+9(37)

知力  30+7(37)

俊敏  27+3(30)

運   27


種族ポイント  0

スキルポイント 40



グリモワール  収録の魔道書 (グロノス)



武器1     フィルカーズ・サイス

武器2     ピーターの杖

頭      

胴       クランブルアーマー

腕       グランブルガントレット

腰       旅人のポーチ

足       グランブルレガース

靴       旅人の靴

アクセサリー  旅人のマント

アクセサリー  地竜の腕輪

アクセサリー



所持金      12870コル



スキル

武器スキル   【大鎌術Lv10】【杖術Lv3】

魔法スキル   【風魔法Lv5】【土魔法Lv5】【闇魔法Lv9】【呪魔法Lv5】

        【下僕召喚Lv9】【召喚魔法Lv5】

生産スキル   【鍛冶Lv3】【木工Lv2】【調薬Lv1】【皮革Lv1】

        【調理Lv1】【道具Lv1】

補助スキル   【魔書術Lv9】【採取Lv1】【採掘Lv1】【伐採Lv1】

        【鑑定Lv3】【識別Lv4】【召喚Lv2】【罠Lv2】

        【幸運Lv3】【剛力Lv3】【巧みLv3】【速足Lv3】

        【気配察知Lv5】【魔力察知Lv3】

固有スキル   【有形無形Lv7】



称号『始原の魔道』『絶望を乗り越えし者』『ゴブリンキラー』『漫才師の勲章』

  『恐怖を知る者』



収録の魔道書

名称  グロノス

階級  第86中階位

タイプ 万能

能力  【コレクションカードLv4】【カード化】【魔物図鑑】【解体】

    【召喚魔法】【販売】

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