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魔法

正志を悪魔でも見るような目でみるクラス一同だったが、これから始まる地獄の始まりに過ぎなかった。

正志は上田明が学校を出たのを確認して、行動を始める。

「くくく……それでは、楽しい楽しい地獄の時間を始めようか」

正志は精神を集中させ、学園の周囲に精神結界を張る。

すると、校庭に巨大な魔法陣が出現した。

「な、なにあれ? 」

魔法陣をみてクラスメイトが騒ぐ。

「くく、これは人類が科学文明を発展されるにつれて失った『魔法技術』の一つで、『キングダム』という。つまり、この土地を俺の領土にする印だ。これで、今から学園に入ろうとした者は自動でソウルウイルスに侵されて激痛と共に昏倒して目覚めなくなる。その逆に出ようとしても同じことがおきる。さて、全校の生徒と教員に警告してやろうか」

正志はテレパシーで全員の脳に直接語りかけた。


『あー。俺は一年A組の吾平正志だ。俺は今まで散々クラスの連中に苛められ、苦しんできた。俺は俺を苦しめたお前達『人間』を許さない。よって、お前達には罰を受けてもらう。俺が許さない限り、お前達はこの校舎から出ることはできない。校舎から出た瞬間に激痛を感じるようにお前等の脳を設定した。激痛が続くと死ぬ事もあるから、死にたくなければおとなしくしているように。このゲームの詳細はまた追って連絡する』

正志の宣言は井上学園の中にいる全員の脳に届いた。

「今のはなんだ?」

「ねえ、あなたも聞こえた?今のって頭の中に直接響いたよね」

正志のテレパシーを受けて、困惑する生徒たち。

何人かの生徒が異常を感じて校庭に出ようとしたが、今まで感じたことが無いような激痛を感じて、あわてて校舎に引き返した。

「おい。やばいぞ。本当に校舎から出たら死にそうなくらい痛い思いをするぞ。俺たちは閉じこめられたんだ」

パニックが生徒達の間に広がっていった。


正志のテレパシーを受けて、怒りくるって一年A組に生徒が詰め掛ける。

正志は教室の前で生徒たちと相対した。

「おい、お前が吾平って奴か?」

今どきリーゼントにしている、ちょっと柄の悪い三年生が横柄に話しかけてきた

「そうだが?」

「はっ!変なことをしやがって!さっさと俺たちを外に……ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

威勢よく詰め寄った三年生だったが、次の瞬間激痛を感じて床を転げまわった。

「おいおい。お前達の支配者に対して、口の利き方がなっていないな。こいつは罰として最初の犠牲者になってもらおうか。どうせ、こんなやつ生きていてもたいした価値はねえだろう」

三年生を引きずって教室に戻る。恐怖に震える視線を向けてくるクラスメイトを尻目に、近くにいた光利と啓馬に命令した。

「おい。こいつを窓から放り出せ」

実に残酷な命令をする。1-Aの教室は三階の高さにあった。

「「ふ、ふざけるな!俺たちに人殺しをしろっていうのか!」」

当然ながら、彼らは拒否するが、正志はせせらわらった。

「ふん。俺を自殺寸前にまでいじめていたくせに、今更何を言っている。お仕置きだ。死んでろ」

さらに50発ずつ自傷パンチを追加すると、クラスメイトたちは血まみれになって悶絶した。

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