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prologue?
――洞窟深くにある寂れた神殿にて――
――少年よ。汝、転生を望か?
「ああ!!望む!!」
――汝には既に転生する為の必要不可欠な資格がある。
故に選択肢がある。
「資格?それに選択肢?・・・・・・それは一体どういったものなんだ?」
――資格とは覚悟と信念、それと揺るぎない意志のことだ。
――選択肢とは、現段階で少年がなれる職業を指している。
――一つは主を見極め、護ることに特化し、己の力を発揮する騎士
――一つは冒険を軸に自由気儘に世界を歩く事で気さくに仲間と共にあるく戦士
――一つは人々を慈しみ愛する事で己の力を現象として発動する聖騎士
――一つは畏怖と畏敬の念を持って人々から恐れられながらも、己の力をもち、孤独と戦い、群れるのを嫌う暗黒騎士
――この四つの内どれかに転生することができる。
――さあ決めよ。汝は何に転生する?
「・・・・・・俺がなりたいのは・・・・・・」