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作者: 炎崎綜緋
掲載日:2026/02/16

去年pixivで公開した作品です。

現代ってより少し昔のお話です。


「お前って、なんで青色ばっかなんだ?」

「ん?青が好きだからだけど」

高校の同級生に、何かと青色を身に着けている女がいる。

いろいろ目立つわりに人見知り気味の奴だが、話しかければ返答があることくらいは知っている。

ま、夏休み迎えようとしているんだから、よっぽど何かない限りは、話はできるだろう

「女ってピンクとか赤とかの方が好きだろ」

「それ、このご時世に言うとセクハラって言われるぞ」

確かに。

色の好き嫌いでギャーギャー言うのはよくないか

「でもさ、俺たちがガキの頃って、言われてたよな」

「言われてた。というか、うちは小学校、名簿が男女別だったから」

そっちの方が希少だろうに。

俺の学校は、普通に男女混合だった。

「お前のところ、そんなに田舎だっけ?」

「山奥じゃないけど田舎だよ。公立なのに、かばんは学校指定だったし。それも性別で別れてて、女子は赤」

なるほど?

なんか、色に縛られているのか?

「赤、嫌いなのか?」

「普通。好きではないかな」

あんまり、赤色のもの身につけてるイメージはない。

皆無ではないが、やっぱり青だよな。

「んじゃ、青はなんで好きなんだ?」

「かっこいいし、知的に見える」

あー、なるほど。

こいつ、多分あれだ

「戦隊モノも青系が好きなのか」

「まぁ、そうだね。クールで知的なキャラが好き」

どっちが先なんだろうな。

青色がクールキャラなのか、たまたまクールキャラの色が青なのか

「となると、熱血系の赤が必要だな」

「いやー、邪魔かな。バリバリの正義感は、正直うざい」

辛辣。

俺はどっちかというと赤側だろうな。

正義感丸出しとまではいかないけど、熱血漢ぽいと思う。

好きな色も赤だし

「そういえば、赤好きだったね」

「知ってたんだ」

嫌味ではなく、普通に驚く。

会話したことなくはないが、基本的に話すことはほぼない間柄だ。

「それだけ持ち物赤くて、逆に赤嫌いなら病気だって」

それもそうか。

カバンは流石に赤だと目立ちすぎるが、筆箱とかいろいろ赤色のものは多い。

携帯とかな

「ランドセルもさ、まだ俺達の頃って色んな色なかっただろ」

「赤と黒だっけ?使ったことないからわからないけど」

話振る相手間違えた感はある。

とはいえ、ここで話終わらせるわけにもいかない

「赤が良かったんだよな。赤かっこいいから」

「割と聞くね。それは。幼なじみにも男だけど赤いカバンがいいいって騒いでた奴いたよ」

戦隊モノの赤は男なのに、何故か赤は女のカラーっぽくされてた。

変な話だよな。

「好きな色を好きなように選べる時代が来るといいなぁ」

「もう来てる気もするけどな」

俺達はそうじゃなかっただけで、今の小学生は大分選択肢広いと思っている。

赤と黒以外のランドセルが存在してるのだから。

「今小学生なら、赤色のランドセルにする?」

「色味にもよるけど、かっこいい赤色にするだろうな。お前は、青色か?」

そういう流れだよな?

違うとか言われないよな?

「多分。青か紺だなぁ」

女の子らしさとか言い出すと水色なんだろうけど、こいつなら、真っ青か深海や闇夜のような紺色な気がする。

ま、所詮もしものはなしだ


「お待たせ、紅子あかこ帰ろう」

あいつの友達がやってきた。

ま、友達待ってたのはわかる。

俺も待ってたし。

というか、そういえばあいつ名前赤系なんだよな

「わりぃ、待たせたな。青空そら

でもって、俺は名前は青色系。

世の中ままならねぇなぁと思いながら、帰路につく。

ま、そういうもんだよな



好きな色を好きに

かばんや男女別の名簿は中の人のリアル体験です。

なんというか、男女別名簿で、その当時は結構有名になりました。

そのくらい、中の人が小学生の時には男女混合の名簿が当たり前でしたので。

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