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『賀茂臨時の御神楽に宮人を歌うことを、後鳥羽院速記にたとえようとすること』速記談6028

作者: 成城速記部

 上限余年三月、下賀茂神社の禰宜鴨祐綱が、後鳥羽院に、御祈祷のため神楽を行おうと思うのですが、その際、弓立、宮人などを歌わせようと思います。よろしいでしょうか、と申し上げた。院は、神楽のことはよくわからないので、藤原実教と相談せよ、と仰せになった。そこで、実教に問い合わせたところ、ほかの歌はともかく、宮人は、めったに歌うものではありません、という答えであった。この答えを聞いた院は、めったに歌わないということは、たまには歌うということで、速記文字でたとえると何だろうかと考えたが、速記をそれほど知っているわけではなかったので、すぐに考えるのをおやめになったという。



教訓:速記を知らない人が、速記文字を見て、読めない、と言うことがあるが、知らない文字が読めないのは当然である。治天の君くらいになると、そのようなたわごとは仰せにならない。

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