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Come back to the moon water  作者: 白古賀
Chapter3 <Fly to the Moon>
27/45

3-5

 マスドライバーの長大な加速レール。その始点部分に大きな直方体の構造物があった。


「これが……<シャリダンⅣ>ですか?」

「ああ」

「推進エンジンがずいぶん小型ですね……熱核ジェットで、初速をマスドライバーで稼ぐにしても、これは……」


 キラナは、直方体の構造物――<シャリダンⅣ>の尾部にある推進エンジン、円錐形のノズルに視線をやる。


「ああ、これだけでは加速力が足りない。そのためのポストドッキング・ロケットモーターだ」


 キラナの言葉を受け、ベレンは説明を始めた。 


「マスドライバーの問題として――これは当たり前のことだが――打ち上げ質量が大きければ大きいほど、加速のためのエネルギーが必要になる。問題は、マスドライバーの場合は加速エネルギーを増やすためには施設をより大型にしなければならないことにある。なので、マスドライバーの打ち上げ側としては、打ち上げ質量をなるべく少なくしたい」

「ええ……それはそうですね」

「一方で、大きな質量を宇宙まで打ち上げるためには相応の推進剤、または燃料と酸化剤が必要だ。そこでこれらを両立させるために――」

「――お客様、そろそろご搭乗ください」


 ベレンの言葉の途中で、スタッフが二人に声をかけてくる。


「ああ、すまない。そうするよ」


 ベレンは頷き、キラナの手を取って搭乗用タラップに足を踏み出した。

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