遺書
これは私の母への手紙と遺書を纏めたものです。
拝啓、母さん
夏も中盤に入り暑い日が続いていますね
熱中症には気をつけてください。
さて、本題ですが私は死のうと思います。
精神病により食事や行動、呼吸までもまともに出来ず、寝ようとすると不安が頭の中を駆け巡ります。
不眠症で1日2~3時間未満の睡眠が1ヶ月以上続いています。
医者からは「ちゃんと寝てください」と言われます。寝ようとはしてます。しかし、寝れないのです。
不安やストレスが積もると全身が痺れだし過呼吸になったりもします。
医者からは処方箋を出して貰っていますが手をつけていません。
理由は怖いからです。
先月処方してもらった薬を飲んだら全身が熱くなり、呼吸が浅くなり、口の中が違和感だらけでトラウマとなってしまいました。
今まで飲んでいた薬も怖くなってしまい、今は薬無しの療法をやっています。
しかし、それも限界かもしれません。
まいにち毎日、胸の苦しみから1日が始まり、ストレスやうつ病に効くと聞いて、落花生を数粒、蕎麦をひと啜り……1日これで終わりです。
体調と気持ちが落ち着いていると少し量を増やして食べますが、その後息苦しくなって不安に押しつぶされそうになるので基本数粒と数本食べるだけです。
日に日に肉付きが悪くなって言ってるのが分かります。
ちょっとした段差を上がるのでさえ一苦労です。
トイレとベットを行ったり来たり、それが毎日のルーティンの如くやってる事です。
私は悲しいです。
仕事していた時は、長期で休みたいと願い友達と遊ぶ予定立ててたのに、気がつくと何も出来なくなっていたんですから……、今は仕事がしたいと芯から願っている自分がいます。
しかし、まともに仕事できる気がしません。
完治したとしてもです。
なので、私は楽な方を選び死ぬことを選択しました。
医師から処方された睡眠薬は山ほどあります。
使っていないので溜まる一方だったので、これを使って首でも吊ろうと思います。
死んだら悲しんでくれますか?
後悔しますか?
どうか、悲しまず後悔しないで下さい。
私はもう満足しましたので喜んで天に召されようと思っています。
幸福も若い内にお腹いっぱい溜め込みました。
苦しみも今まで溜めてきました。
両方お腹いっぱいです。
お母さんの息子で幸せでした。
兄ちゃん姉ちゃんも結婚して子供も出来て幸せそうな笑顔を見れて僕は満足です。
しかし、最後に親不孝な事をすることをお許し下さい。
どうか家族一同長生きして幸せに暮らして下さい。
それが最後の願いです。
今までありがとうございました。
来世があればまた出会える事を願います。
さようなら
敬具
本心を詰め込みました。