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 魔王軍幹部に聞いた近道を使い、一気に魔王城へ近づいた俺達。

 もちろん金はすぐなくなるので、今日も廃墟になった町で物色していた。

 さすがのお嬢様も慣れて来たのか、金目の物を見つけだすのが早くなった。以外に才能があるのかもしれない。


「こんな才能欲しくなかったです‼」


 そう言いながらも今日一番稼いだのはお嬢様だった。



 魔王城が近づき、現れるモンスターも力を増している。だがこの程度の相手なら田舎にいっぱいいた。


「い、田舎とは一体⁉」

「コウ様、すごすぎです……」


 お嬢様も獣人少女も以前と比べて格段に強くなったが、疲労が強く見えた。少し休憩としよう、俺は馬車から材料を取り出し軽く料理して机に並べていく。


「貴方料理できましたの? ――って、これ宮廷料理並みじゃないですか⁉」


 一応母ちゃんにそれなりの料理は教えられている。そう答えるとお嬢様は再び頭を抱えていた。

 獣人少女は嬉しそうに料理を食べていた。


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