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 軍事用の馬車ではとにかく目立つ、そのため装飾を変えてごまかすことにした。

 国章を外し、色を塗り替えていく。獣人少女は鼻歌交じりに作業をこなしていたが、お嬢様は早々にへばっていた。

 魔道士だから力仕事はできないとぶーたれていたが、魔法が使えない環境ではそんなこと通用しない。いいから動け。


「うー、やってやりますわよー」


 お嬢様がしぶしぶ馬車の装飾を外していく。

 しかし結局すぐ疲労で動けなくなったので、近くに放り投げた。


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