secondmission's miss & third mission start
最近投稿出来ていなくて、本当にすいません。多分、どれかの小説を2週間に1回あげられたらいいほうです。ちなみにあげる小説はランダムですが、Twitterの方でDM送っていただければ、それを優先的にアップします。
ブォォォォォォォ!
港に入る船が汽笛を鳴らす。
それと同時にいくつかの走る足音が鳴る。
「こちらP1!船内目標地点に到着。」
「こちらP2とP3!同じく到着!」
「こちらP6。3人のポイント到着を確認。全員発砲を許可する。」
『了解!』
船内とその周りに発砲音が響く。
「こちらP1。運転席及びそこまでの通路をクリア。」
船が止まった。
「こちらP6。船体停止を確認。残党排除はP2、P3。地上援護をP4。P1は密輸物を回収、P7は証拠隠滅爆弾の準備をして!」
『了解!』
俺はひたすらバイクを飛ばす。
しばらくして、
「こちらP2とP3。敵制圧を確認。」
みんな一安心した。
そんな時に、
「こ、これは...?!大変だ...!」
「こちらP6、どうしましたか?P1!」
ユウナはこの会話を横見にホッとして辺を見回した。そして、ユウナは驚いた。
「こ、こちらP4!も、もう一つの港に、同じような船が...!」
その声は俺の耳にもしっかり入った。
俺は一旦バイクを止め、思いっきりジャンプをして辺を見回した。
すると、エリ達がいる港とは別の俺のすぐ近くの港に船が止まっていた。
「こちらP5。例の船を目視。偵察に行ってくる。」
「こちらP1。今どこにいるの?」
「俺は今、例の船の目の前だ。」
俺はコンテナの影に隠れて連絡を取り合った。
コンテナから覗いていると、ヤクザ達が、船から次々と何かを運び出していた。
俺はヤクザの会話に聞き耳を立てた。
「ハッハッハ、ヤクの密売も楽じゃないな!」
「そーだな!何せあの殺人組織の目をかいくぐらなきゃならないしな!」
「そーだよな。そのためだけに囮の船を用意したんだからな。」
俺はこの会話を聞いて、
「こちらP5。こっちが本物で間違いなさそうだ。」
「こちらP1了解した。直ちに向かう。」
「それじゃぁダメだな。もうヤクザ共の荷降ろしは終わったみたいだ。」
「じゃあどうすれば...?」
「P6に聞いてみろ。」
すると、ユリカから、
「無理はするなよ。」
「へへっ!任せとけって!」
俺は、コンテナの裏から出ていった。
「なぁ、兄ちゃん達、その箱の中身見せてくんない?」
「はぁ?誰だテメェ。ぶっ殺すぞ?」
そう言いながらヤクザ共はライフルを構えた。
「おいおい、そんな物騒なものを向けないでくれよ。」
「ちっ!お前ら殺っちまえ!」
ヤクザ共は容赦なくトリガーをひいた。
「おやおや。」
俺は右目を閉じた。
世界が遅くなる。
俺は飛んでくる銃弾をスイスイと交わしていった。
「て、てめぇ...!何者だ!」
ヤクザの1人が話しかけてきた。
「俺か?俺は黒正義(BLACK JUSTICE)の者だ。」
「テメェが織山さんを...!」
「正解だ。」
そう言いながら俺は早打ちのように銃でヤクザ共を撃ち抜いた。
俺はトランクを回収した。
それと同時にエリ達も到着した。
「要、よくやった。」
「あんがとさん。」
俺はエリにトランクを渡した。
しばらくして、ユウナが、
「みんなー!起爆まであと、30秒だから早く逃げてねー!」
俺は、
「もうちょい、長くならんのか?」
と言いながらみんなと同時に走り出した。
俺達がギリギリコンテナの裏に隠れる頃に、船は大爆発した。
警察のサイレン音が聞こえる。
俺達はそれぞれの乗り物に乗って退散した。
本拠地に戻って成功を祝っていると、エリが、
「なんで私達が警察に追われなきゃ行けないのよ...。」
とボヤいていた。
実は、黒正義(BLACK JUSTICE)は、日本で唯一殺しを許させた組織であるが、日本の上層部の人間と、警察等のトップの人間しかその存在を知らない。
仕事内容も、『とあるヤクザがいて、逮捕したいが、偉い人間と仲がいいため、それが出来ない。』という、普通の警察官では、迷宮入りになるような事件が回ってくる。
そのため、俺達のことを知らない、民間の警察官共は、俺達は裏で動いている、殺し屋としか思ってないらしい。よって、ターゲットの排除後は、速やかに立ち去らなければならない。
俺がボーッとしていると
「要君。」
「はい、先生。」
俺は急に先生に話しかけられた。
みんなも注目している。
「ちょっと話があるからついてきたまえ。」
「は、はい。先生。」
俺は先生に着いていった。
連れていかれたところは、特殊任務会議室だった。
「え、えっと、先生。俺になにか用ですか?」
「あぁ。だが、とりあえず、密輸船の件はご苦労だった。」
「いえいえ、とんでもない。」
「そこで、要君。君にソロ任務がある。」
「ソロ任務...?」
「そう。誰のバックアップも無しに秘密裏にやって欲しい仕事だ。」
「なるほど...。でも、なんで俺に?」
「それは、犯人の目標が、要君と、エリと、ナオが通っている高校だからな。」
「でも、それなら他にも女子大生が、3人に、成人のユリエさんがいるじゃないですか。なぜ、メインターゲットにいる、俺を選んだのですか?」
「犯人は、グループらしい。だから、敷地内に入られると面倒だ。しかし、犯人達は校舎奥のマンホールから入って来るという情報がある。つまり、目標に元々潜伏している、要君、エリ、ナオが上げられる。しかし、噂によると、エリとナオは学校のアイドル的な存在。そう簡単に抜け出すことは出来ん。」
「なるほど。そこで俺を。」
先生は静かにうなずいた。
「では先生。作戦を立てましょう。」
「作戦はもう決まっている。日時は明後日、午後1時。駒下高等学校、旧校舎1階のマンホールより。そこで、要君には12時45分にマンホールの上にスタンバイしてほしい。そして、私の無線の合図と同時に、マンホールの中に飛び降り、犯人グループを射殺。その後、私の古くからの友人が、死体の処理に来る。君は、射殺した時点で、そこから離脱しなさい。くれぐれも授業からの離脱を失敗しないように。そして、誰にも言うな。」
「はい。先生。」
「うむ、良き返事だ。」
そう言って、先生は出ていった。
次の日、俺のドクターストップは解除された。
決行の日。俺はいつもと変わらない表情で昼飯を屋上で食っていた。
すると、給水塔の裏から、
「えへ!えへへ!ユリカちゃん!ぼ、僕とえへへ、一緒に遊ばない?」
「そ、そうだよ!ユリカちゃん!一緒に!」
「あ、あの!やめてくださ!」
「そんなこと、えへへ!言わないでえへえへえ。」
「そうだぞ!一緒に行こうよ!」
「きゃあ!やめてください!」
それを聞いて、俺はダルそうに給水塔の裏に行った。
俺は、
「やめとけ、馬鹿ども。」
「誰だ?てめぇ。」
それと同時にユリカが
「要くん!」
それを聞いた、イキリオタク2人組は、
「あぁ?てめぇが横島要か!いっつも学校サボりまくって、たまにフラっと来れば、ボーッとして授業もまともに受けない、そんなやつが俺等みたいなちゃんとしてるやつに話しかける権利あんの?あぁ?」
俺は、容赦なく、2人組を蹴り飛ばした。
2人が悶えるのを横目に、
「おい、ユリカ、行くぞ。」
「う、うん。要くん。」
昼休みも終わり、授業に入った。
12時35分。
「先生。」
「どうした、横島。」
「ちょっとトイレ言ってくる。」
「ん、あぁ。ったく、お前は真面目になればだいぶイケメンになると思うんだがなぁ。」
俺は教室からの脱出を成功させた。
俺は旧校舎に向かいながら、胸ポケットの中にあった片耳イヤホンを装着し、電源を入れた。
「教室からの脱出に成功しました。先生。」
「よし、マンホール上に着いたらまた連絡してくれ。」
「分かりました。」
マンホールの上に着いた。
「先生、ポイントに到着しました。」
「うむ。では、準備をしなさい。」
「はい。」
俺は、服の内側からいつもの二丁拳銃と、弾薬を用意した。
少しして、先生から、
「目標時間まで残り3分だ。マンホールを開けて準備をしておけ。」
「はい、先生。」
俺はマンホールを開けて、飛び降りる準備をした。
「要君、来たぞカウント、5、4、3、2--------。」
ドン!
俺は何者かに後ろから突き飛ばされ、カウントより前にマンホールに落ちてしまった。俺は、左目を使い、体の反応速度を最大限上げ、ゆっくり落ちていくように見える体を上に向け、突き落とした犯人に向けて、銃弾放った。
犯人は、覆面をしていたため、顔は見えなかった。しかし、俺が放った銃弾は、犯人の頬を掠め、傷を作った。
俺はマンホールに落ちた。犯人共に見つかった。
俺は銃を構えたが、上の奴がマンホールを閉めて閉まった。
辺りは真っ暗になった。
せめて分かっていることは、犯人グループの人数は5人。皆暗視ゴーグルをしていた。それだけだ。
つまり、5人からは俺が見えているが、俺の目にもさすがにフラッシュは着いてないので、見えない。赤外線に切り替えようとしたが、落下の時、頭を打ってしまい、その衝撃で故障したようだ。先生に助けを求めようと思った。しかし、片耳イヤホンは、頭を打つと同時に自分で潰してしまっていた。
すると、奥からヒソヒソと話が聞こえてくる。
そして、
「撃て!」
と言う声と同時にものすごい数の銃声が鳴った。
俺はかろうじてさっき見つけた大きなコンクリートブロックの裏に身を潜めた。
俺はどうしようかと悩んだそして俺は1つのかんがえに至った。
俺はブロックの裏から出て、銃を撃つ時の火花に向かって弾を撃ちまくった。
すると、次々に悲鳴が聞こえた。
「ど、どうやって...?!」
相手が動揺して、発砲も止まっていたので、俺は少し移動して真上に銃弾を撃った。
すると、閉まっていたマンホールの蓋が吹き飛んだ。
地下水路に光が入る。
俺は犯人に説明してやった。
「俺の銃は、特殊でな、鉄板の1つや2つくらい吹き飛ばせる。だから俺はお前達のライフルの銃口を目掛けて弾を撃ち込み、逆流させた。そしてそのまま、手にも貫通という訳だ。」
「貴様!何様の----------。」
バンッ!
俺はそいつの脳天をぶち抜いた。
地下水路の水がどんどん赤くなっていく。
手下の手は貫通しているが、まだ生きているやつも容赦なく、脳天を貫いた。俺は、返り血をだいぶ浴びてしまった。幸い、血が着いていたのは、顔とYシャツだけだった。そこで俺は服を脱ぎ、その服で顔の血を拭った。そして俺はその服を犯人たちの所に置き、はしごを登って地上に出た。
俺は突き落とした奴を校内でひたすら探した。
「くそ!まだいるはずだ!」
そして、日が少しずつ傾き始めた頃、屋上で、覆面を被った男を見つけた。
「見つけたぞ!」
覆面男は、こちらを向きながら、
「ふむ、よくぞ見つけられたな。」
そう言いながら、覆面男は覆面を外した。
「あ、あんたは...!」
第2話 終