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ガンフローオンライン2

森の入り口に到着した僕とリタカートは、とりあえずギルドの拠点基地に入った。

このギルド拠点で色々な準備をするらしい。


ギルドの拠点基地はとても大きく、いつかに行ったことがある東京のビッグサイト位の大きさはあると思う。



「うひょ~。沢山人がいるな~。」


「コウノキ少尉。人が多いので(はぐ)れてしまうかもしれません。私から離れないで下さい。」


そう言い僕の手を引くリタカート。

僕の事をコウノキ少尉と呼ぶ彼女だが、僕の名前は賀露島晃己という名前がしっかりある。

なぜ彼女はコウノキと呼ぶのかというとガンフローオンラインでの僕のユーザー名がコウノキだからだと思う。


多分それの影響の所為だ。

だけど彼女から呼ばれる名前はコウノキで定着したので別にいいだろう。



「そういえばリタちゃんはどんな武器で戦うの?」



今から狩りをするんだからどんな武器を使うのか気になっていた。



「私は勿論これです!」



そんな無邪気な顔で何もない掌を前に出す。

するとそこから少し大きめの銃が出てきた。



「!?」


「私はやっぱり銃が一番使いやすいから」


どこからか出てきたマグナム。

決して軽くは無い筈の銃だが軽々と扱う可愛らしい顔の彼女は笑顔で銃を構える。


うん。知ってた。

と言うか。




「もしかしてリタちゃんも何か枠みたいなのが見えてたりするの!?」


「..わっ..枠?」



しまった。そんな単語だけ言ったって分かるわけが無いだろう。



「その..なんて言うのコメントみたいな枠が写ってない?」


「コメントみたいな枠?ああ。もしかするとメッセージ枠の事ですか?」


「うん。多分そうだと思う。」



どうやら彼女にもバックみたいな機能が見えるらしくそれを使うことが出来るらしい。


しかしこのシステム最早物を収納できる能力みたいになってるからスゴく便利だ。


ナルタリカに聞いたがこの能力は、こっちの世界ではあり得ないらしく色んな物をどこかも分からないところに自由自在に収納できるという事でスゴく驚いていた。


そんな能力ようなシステムのようなのをリタカートも使える事に僕自身も驚いた。



「コウノキ少尉もこれが使えるという事は御自身のステータスも見られましたか?」



ステータス?

確かにゲームにおいて自分の強さを確認する事のできるステータスなんてのがあったな。


他の者には見えない枠を探りながらステータス画面を探す。



(見つけた!)


自分のステータスを確認する。



腕力        A

素早さ       A

器用        D

魔力        S

防御        A

体力        500




なんだこれ?ガンフローオンラインのステータス欄とは違う能力値もあるぞ?



「どうでしたか?」

リタカートの問い掛けに我にかえる。


「..あぁ。体力は500位かな?」



ガンフローオンラインに出てくるステータスは体力だけなのでリタカートには体力値のみ伝える。



「わあ!流石です!少尉にも昇格すればそれぐらいあるんですね!!」


大袈裟ではあるが誉められるとやはり嬉しい。



「所でコウノキ少尉はどんな銃で戦われるんですか?」


「そういえば銃なんてもってたかな?」



バックを探る。

武器一覧を確認したが伝説の剣【鈍器】しか無かった。



「僕はこれしかなかったかな?」



僕は伝説の剣【鈍器】を取りだす。

しかし取り出す場所が悪かったのか少し高い位置に出てきた伝説の剣【鈍器】。

僕はそれのあまりの重さに受け止める事が出来ず床に落ちる。



ドンガシャーン。


大きな音をたて床にヒビがミキミキ入る。

その音に周りの者が僕たちの方に注目が集まる。


ヤバイ。 

早く逃げないと。



「すいません!なんでも無いです。」



僕はすぐに狂化モードを使用して伝説の剣【鈍器】を持ってリタカートと外に出た。



その野次馬の中で一人が呟く。

「...あの武器は!?」





(;・ω・)解せぬ...

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